大同特殊鋼は全ての工具鋼を対象に、3月契約分から5~20%値上げすると発表した。エネルギーコストが高騰し、安定供給には値上げが必要と判断した。 対象となるのは全ての鋼種。鋼種によって価格に差はあるが、トン当たり5%~20…
双葉電子工業 モールドベースなど価格改定5月1日発注分から
双葉電子工業(千葉県茂原市、0475・24・1111)は4月7日、モールドベースやダイセット、金型内計測システムなどの生産器材全製品を5月1日発注分から価格改定することを発表した。改定幅は製品ごとに設定した。
輸送費、労務費、エネルギーなどの製造コスト上昇による材料仕入、製品製造、出荷、配送など各工程での費用増加が理由。2024年7月以来の改定となる。
同社は「生産性向上・合理化によりコスト削減に努めてきたが、今般の状況は自助努力の範囲を大きく超えており、従来条件を維持することが困難な状況」と説明。「今後も安定した製品供給を継続するとともに、サプライチェーンを維持するためにも価格の改定に踏み切った」。
金型しんぶん2025年5月10日号
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