金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

OCTOBER

18

新聞購読のお申込み

カールツァイスが大阪の展示場をリニューアル

X線CTやマルチセンサ
ゆったりスペース、測定の受託も
DSC07147_R

 金型や自動車部品など製造業向けのX線CT装置やマルチセンサ測定機を販売するカールツァイスのIMTディビジョン(大阪府吹田市、06・6337・8031)は10月、大阪のショールームをリニューアルオープンした。旧ショールームよりもスペースが広く(約141㎡)、ゆったりと展示機を見学したり、商談や受託測定の打ち合わせをできるようにした。
 新ショールームは、大阪市営地下鉄御堂筋線江坂駅から徒歩約5分の場所にあり、非接触・非破壊で寸法計測できるX線CT装置「METROTOM1500」や、三次元測定・形状測定・顕微鏡・投影機の4つの機能を持つマルチセンサ測定機「O‐INSPECT322/442」を展示。来場者は実機の測定デモを見学でき、金型などの加工物を持ち込んで寸法測定や形状比較評価、非破壊検査をしてもらうことができる(有料)。
 原正丈アシスタントマネジャーによると「加工物を破壊せずに測定できるMETROTOMは、商品試作や開発時間を短縮するため自動車や電機製品など多くの製造業で導入する動きが広がっている」。IMTディビジョンは来年6月、名古屋にもショールームをオープンし、東京、大阪、名古屋で実機展示、デモ測定、受託測定できる環境を整える。

金型新聞 平成26年(2014年)11月14日号

関連記事

注目24社の出展製品【インターモールド名古屋】

3年ぶりの名古屋開催となるインターモールド。今回は300社近くのメーカーが出展し、自社技術を披露する。微細や大型対応の工作機械、自動化に貢献する治具、効率的な設計を可能にするソフト、高精度、高効率加工に対応する工具など、…

2022年の鍛圧機械受注見通し 3840億円に上方修正

日本鍛圧機械工業会(北野司会長、アイダエンジニアリング常務)はこのほど、2022年の鍛圧機械受注額が前年比15.8%増の3840億円になると発表した。当初予想から440億円上方修正した。国内外ともにEV(電気自動車)関連…

植田機械植田修平社長に聞く第8回UMモールドフェアの見どころ

植田機械植田修平社長に聞く第8回UMモールドフェアの見どころ

未来拓く技術を提案  JIMTOF2016で注目を集めた金型や精密部品に関連する最新の加工技術が一堂に集まるUMモールドフェア。今回は新型の5軸加工機や金属3Dプリンタをはじめ、IoT(モノのインターネット)の活用技術が…

この人に聞く2016 <br>C&Gシステムズ 塩田 聖一社長

この人に聞く2016
C&Gシステムズ 塩田 聖一社長

開発やサポートを強化 金型業界を支え続ける存在に  金型用CAD/CAMメーカー、C&Gシステムズの業績が回復を続けている。グラフィックプロダクツとコンピュータエンジニアリングが合併してから6年間の年平均成長率が9%を超…

ー今年を振り返ってー<br>金型の国内回帰強まる

ー今年を振り返ってー
金型の国内回帰強まる

円安が後押し 海外との住み分け明確に  金型業界は回復を続けている。2015年の1―9月累計の金型生産額は前年同期比で9・3%増の2865億円となった。まだリーマンショック前のピークに比べ8割弱の水準だが、金型メーカーが…

トピックス

関連サイト