プロファイル研削盤のレトロフィット ポイントナイン(東京都葛飾区、03-3693-3883)はこのほど、プロファイル研削盤の投影機をCCDカメラに乗せ換えることができる「ViewCAM‐300」を本格的に売り出す。最大…
耐久ショット、百万超に<日本エリコンバルザースが窒化処理の受託>
日本エリコンバルザース(神奈川県平塚市、0463・54・2136)は、再めっきをしなくても長寿命なプレスができる新たな表面窒化処理技術「PPD」の受託加工を開始した。大型の自動車用プレス金型に対応するため、静岡工場に大型炉も導入した。

自動車のプレス金型の表面処理は硬質クロムめっきが一般的。しかし寿命には限度があり、10万~20万ショットで再めっきが必要だった。
「PPD」は一回の処理で数百万ショットまでの耐久性が得られ、再めっきの必要がなく、コストダウンにもつながる。「5年間で75万ショットをプレスする金型で、10万ショットごとに再めっきする場合に比べ、6割以上のコスト削減ができる」(福井茂雄セールスディレクター)という。
球状黒鉛鋳鉄、ねずみ鋳鉄、工具鋼など様々な鋳物に適用可能で、砥石での再作業などもでき、メンテナンス性も高い。
環境性能でも優位性を持つ。欧州ではリーチ規制(環境規制)で2017年以降、金型の再めっきができなくなるという。「既に欧州では代替えとしても広がっており、日本でも浸透させていきたい」(福井氏)としている。
金型新聞 平成26年(2014年)4月16日号
関連記事
製品の開発サイクルが短くなる中、シミュレーション技術に注目が集まっている。不具合を事前に予測でき、部品や金型の短納期化やコスト削減を実現できるからだ。中でも、量産時のパラメータ変動を考慮したシミュレーション手法であるRE…
ダイカストメ—カーのエーケーダイカスト工業所(埼玉県比企郡)、樹脂型メーカーのエービー(川崎市高津区)ら5社が連携し、ダイカスト金型向けの入れ子や部品を製作した。3Dプリンタによる冷却水管の造形だけでなく、離型剤を通すた…
1月29~31日、東京ビッグサイトで開催 最新の3Dプリンティングやアディティブマニファクチャリング(AM)関連技術が一堂に会する「TCT Japan 2025」が1月29~31日の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区…
「工場診断パック」も ゼネテック(東京都新宿区、03-3357-3044)はこのほど、工場設備の稼働モニタリングシステム「GCモニター」を発売した。新旧問わずどんなメーカーの機械設備でも簡単にIoT化が図れ、遠隔地から…