金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

SEPTEMBER

03

新聞購読のお申込み

UMモールドフェア、来年1月30・31日
植田機械が主催、インテックス大阪で

5軸機や金属3D


▲左:開催されるインテックス大阪 右:初登場する金属3Dプリンタ

 工作機械やソフトウェアの総合商社、植田機械(大阪府東大阪市、06・6743・0110)は来年1月30日・31日、インテックス大阪5号館(大阪市住之江区)で工作機械の総合展示会「UMモールドフェア」を開催する。5軸加工機や金属3DプリンタをはじめJIMTOF2014で注目を集めた工作機械やソフトウェア、測定機など金型・精密部品加工の最新技術を披露する。
 同展はアフターJIMTOFとして、国内最大の工作機械展JIMTOFが開催された翌年1月に植田機械が主催で開催する展示会。今回は「モノづくりDNAを未来へ、世界へ」を開催テーマに、工作機械・加工装置(25社)、ソフトウェア(13社)、測定機(3社)、ツーリング・治工具(14社)、精密金型部品(7社)、素材(1社)など75社が出展する。

JIMTOF出品機など最新の機械・機器

 同展の見どころはJIMTOFで注目された最新技術。工作機械は、知能化技術を搭載した5軸加工機や複合加工機、高速のワイヤ・型彫放電加工機、高精度の超微細加工機などに加え、金属3Dプリンタが登場する。
 測定機は高精度の非接触3次元測定機や機上測定機、工作機器・治工具は振動を抑えるツーリングや効率良く段取り替えできる治具、ソフトウェアは5軸対応のCAD/CAMが紹介される。さらに精密な加工ができる切削工具、金型補修用のYAGレーザー溶接機、精密金型部品なども出展される。
 また会期中は、基調講演も行われる。日産自動車の生産・SCM部門でアライアンスグローバルダイレクターを務める清水圭氏や、光造形による試作モデル製作などを手掛けるクロスエフェクトの竹田正俊社長が、自社の事業のおける取り組みや、取り巻く環境の未来について語る。
 開催にあたり植田修平社長は「JIMTOFに行けなかった金型メーカーや部品メーカーの方々に、最新の加工技術に触れて頂き、次代を勝ち抜く事業展開を展望できる場にしたい」。

金型新聞 平成26年(2014年)12月10日号

関連記事

キャステック 部品の破損原因を無償で解析 【金型応援隊】

ダイカスト金型部品メーカーのキャステックは折れたピンなどの破損原因を無償で解析するサービスを強化している。解析にとどまらず、改善策まで提案するのが特長だ。 サービスの開始は2006年。マイクロスコープや硬さ計など多様な検…

ユーザーとの距離近づけ 高付加価値化を提案
岡本工作機械製作所 石井常路社長

 研削盤メーカーの岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)は今年5月、新たに3カ年の中期経営計画を発表した。新中期経営計画の達成に向けた基本戦略の一つとして「顧客付加価値強化」を挙げる。「今まで以上に…

サンワ金型 トライ用プレス機に材料送り装置を導入

顧客の生産立ち上げ支援 プレス金型やプラスチック金型などを手掛けるサンワ金型(愛知県安城市、0566・92・6150)は社内のトライセンターにある300tトライ用プレス機に材料送り装置を導入。ニーズが増えている小ロット試…

大垣精工 松尾氏が社長に就任

プレス金型などを手掛ける大垣精工(岐阜県大垣市、0584-89-5811)は新しい役員体制を発表し、松尾幸雄氏が代表取締役社長に就任した。上田勝弘氏は代表権のない取締役会長に就いた。松尾氏の略歴は次の通り。 1953年生…

【ひと】池上金型工業市場開発室・石川 雅也さん

プラモデル事業をプロデュースした 前職は旅行代理店の添乗員。ものづくりとは無縁の出身だが、持ち前のフットワークの軽さを生かし、近未来型お手伝いロボットのプラモデル「カデンナ」をプロデュースした。 プラモデル参入のきっかけ…

トピックス

関連サイト