2018年7月21日(土)

ソディック 古川 健一 新社長に聞く
「できないと言わない」ソディックらしさを継承

この人に聞く 2018

 ソディックは今年1月、創業者の古川利彦氏が名誉会長に、金子雄二社長が会長に就く人事を発表。3月29日付で、古川名誉会長の子息でもある古川健一副社長が社長に就任した。「顧客の要望に『できない』と言わないソディックらしさを継承するとともに長期的な成長への基盤を作りたい」と話す、古川新社長に抱負などを聞いた。

1999年ソディック入社、2008年取締役、10年常務取締役、12年専務取締役、14年代表取締役副社長、1972年生まれ、神奈川県出身、45歳。

ーソディックらしさとは。

お客様の要望に「できない」と言わず、何とか実行しようとする姿勢そのものがソディックらしさだと思う。放電加工が祖業で機械メーカーでありながら「電気屋」の視点があるのも特長。就任以来こうした文化は継承していくと言い続けている。

ー45歳という若さでの就任です。

若さを強みに、これまでの経営戦略を推し進めながら、長期的な成長の基盤を作ることが私の役割の一つだと考えている。2020年に売上高932億円の目標を掲げているが、お客様のニーズを掴み、ともに成長できるよう、もっと先のソディックのあるべき姿を示したい。まずは創業50周年となる26年までのビジョンを描きたい。

ー具体的には。

新しい部署として社長室を設置するなど、議論を進めているところ。今年中に明らかにする予定だが、既に人材育成に取り組んでいる。金子会長にはCTOのような立場で技術者として「次の金子」を育てて欲しいと伝えている。営業は髙木圭介副社長を中心に10年、20年先を任せられる人材を育成している。

ー社長にとって古川名誉会長とは。

技術者、経営者、営業すべての要素を持った人でとても真似できないが考え方は受け継いでいると思う。私らしさを活かし、今まで以上に「個」の力が発揮できるチームづくりに積極的に関わっていきたい。

ー変化の時代です。

 工作機械メーカーは機械だけでなくソフトやサービスを通じ生産性向上を提供する「サービス業」の側面が強くなっている。その一つとして、これまで人や仕事をつなげあう「機会」を作ることも携わってきた。今後は人だけでなくIoT技術を活かした出会いの場を提供し、生産性を高めるお手伝いをしたい。

ー主要ユーザーでもある金型メーカーに一言を。

 成形まで手掛けることで、付加価値を生み出す金型メーカーが増えている。放電加工機、マシニングセンタ、射出成形機、金属3Dプリンタと、金型加工をトータルで提案できることが強みなので、金型メーカーと一緒になって未来の金型を考えていきたい。金属3Dプリンタを活用した金型づくりの事例もかなり増え、宮崎工場で具体的な提案も行っているので、ぜひ見て頂きたい。

金型新聞 平成30年(2018年)7月4日号

[ インタビュー ][ トップインタビュー ][ 金型新聞 ] カテゴリの関連記事

岐阜大 スマート金型開発拠点始動<br>量産の不良率ゼロに

岐阜大 スマート金型開発拠点始動
量産の不良率ゼロに

産学官連携で共同研究  岐阜大学は6月7日、スマート金型開発拠点事業をスタートさせた。労働人口減少社会を想定し、より高効率な生産システムが求められる中、金型を使った量産システムでの不良率ゼロを可能にするスマート生産システ […]

MF – TOKYO2019 出展募集開始

MF – TOKYO2019 出展募集開始

最新の塑性加工が一堂  日本鍛圧機械工業会と日刊工業新聞社は7月12日から、来年7月に東京ビッグサイトで開かれる「第6回MF‐TOKYO2019プレス・板金・フォーミング展の出展募集を開始する。早期割引申込は11月13日 […]

金型工業会 小出悟氏が新会長

金型工業会 小出悟氏が新会長

 日本金型工業会(牧野俊清会長、長津製作所会長)は6月8日、インターコンチネンタル東京ベイ(東京都港区)で第6回定時総会を開催した。平成29年度事業報告や決算報告、平成30年度事業計画や収支予算など全議案が承認された。役 […]

トピックス

関連サイト