世界をリードする包装技術 「2022東京国際包装展」が10月12日(水)~14日(金)の3日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催される。主催は日本包装技術協会(磯崎功典会長、キリンホールディングス社長)。東1~3、…
【INTERMOLD・金型展・金属プレス加工技術展 総集編】
金属プレス加工技術展編
新素地、軽量化に対応
海外でのサポート力も
自動車業界がCASEによって大変革期にある中、金型メーカーだけでなく、プレス部品メーカーも大きな変革に迫られている。こうした中で、20数社が出展した金属プレス加工技術展では、工法転換によるVA/VE提案、新素材への対応や新技術、海外展開への対応など様々な提案が見られた。
板鍛造の技術や製品を紹介したのは豊島製作所(埼玉県東松山市)。板鍛造では、厚板材を複雑形状に成形できることから複数の工程を集約した部品などを展示。さらに、溶接工程を減らすことも可能で、部品の品質向上につながることなどを提案した。
独自のプレス技術「ファインプレス」をアピールしたのは小川工業(和歌山県橋本市)。金型にくさびを用いないため、板材以外の切り離された素材からの100%せん断加工ができる。このため、端材を減らすことにもつながるという。
電動化への対応や、軽量化などで新素材が重要になっている。こうした背景から、ソーデナガノ(長野県岡谷市)リチウムイオン電池の防爆安全弁の部品を展示。自動車業界だけでなく、医療部品などにも展開を図るシミズプレス(群馬県高崎市)はCFRPの打ち抜き部品を展示した。精密プレスを強みとするキョーワハーツ(神奈川県横浜市)では、マグネシウム合金の深絞り部品を出展した。
金型以上にプレス部品では、現地調達の流れが強まっていることから、海外展開やサポート力をアピールするメーカーも目立った。自動車用プレス部品の正栄工業(神奈川県川崎市)では、メキシコ工場の一部を拡張中で、日系部品メーカーに対して、カーナビ部品や自動車部品の供給量を引き上げるという。
金型新聞 2021年5月14日
関連記事
精密加工機「μV5」 三菱重工工作機械の公式製品紹介は、こちらから 現場の課題 自動車部品で、小径工具の加工が必要な金型が大型化。幅広いサイズの工具やワークに対応できる高精度なマシニングセンタが求められている。 提案・…
ソフトや機械が補完 加工前のセッティング、ハンドツールによる磨き、加工誤差の補正―。金型づくりでは今なお様々な場面で高度な技能が必要だ。しかし熟練技能者が少なかったり、若手技術者に指導する時間が無かったり。インターモール…
精密平面研削盤「PSG-SA1シリーズ」 現場の課題 一般砥石での研削加工で必須となるドレッシング工程は、研削サイクル中に入れることができないため、その都度オペレータが管理しなければならない。昨今の人手不足や技能者不足…
タイラードリル3D・5Dタイプ ダイジェットの公式製品紹介は、こちらから 現場の課題 金型への3L/Dや5L/Dなど深穴の座ぐりで、効率良く高精度に加工できる工具が求められていた。 提案・効果 「3Dタイプ」と「5D…