ロットに応じ金型を安く 低廉化金型を開発 自動車部品などのダイカスト金型を手掛ける魚岸精機工業は、ロット数に合わせて、金型の価格を安くする「低廉化金型」の開発に成功した。ある金型では従来に比べて最大45%安くなるという。…
この人に聞く2015
型技術協会 会長 田岡 秀樹氏
来年30周年、記念事業
全社参加の展示会

金型技術者、経営者らが集まる型技術協会は来年30周年を迎える。来年9月には、大田区産業プラザPiOで記念イベントを開く予定だ。「全会員参加で出会いの場を創る」という田岡秀樹会長に、協会の取り組みや30周年企画、今後の展開などについて聞いた。
歴代の会長が金型への思い話す講演も
―あらためて型技術協会について教えて下さい。
「30年前に東大の中川威雄教授らが学会でも経営者だけの集まりではなく、型技術を核としたユニークな会を作りたいと立ち上げたのが始まり。だから会員は自動車や電機、部品メーカーの金型技術者、金型メーカー、大学教授などで、この多様さが特徴ですね」。
―どんな活動をしていますか。
「丸2日掛けて金型を語り合う型技術者会議と、研究発表会や金型工場を見学する型技術ワークショップが大きなイベントです。その他にも年12回程度セミナーや交流会を開いています」。
―来年9月に30周年イベントを開くそうですね。
「どんな会でもそうかもしれませんが、残念ながら当会も熱心な会員だけが参加する企画が多かった。これだけ多様性があるのだから、参加者が増えれば増えるほど意味もある。だから30周年のイベントは全員参加できる企画にします」。
―具体的には。
「ミニ展示会を開く予定です。約900社・個人の会員がいますが、全員に1小間を設けて自社や自らをPRしてもらいます。どんなことでも構いません。困っている加工や課題など出してもいいし、強みをPRしてもいい。新たな出会いや交流を創出させる場にしたい。金型に詳しい900人と会話できる機会なんてないはずです」。
「ほかにも歴代会長に金型への想いを話してもらうなど、様々なイベントを計画しています」。
―今後どんな会にしていきたいですか。
「今はネットを含め多様な手段があるので、情報を得るだけの会ならばあまり意味はない。でも人が出会って議論して、生まれる価値はあると思う。そうした出会いや価値を生み出せる場にしていきたいですね。また、金型が大好きな人が誰でも気軽に参加しやすいようにもっと開かれた会にしていきたいですね」。
金型新聞 平成27年(2015年)10月20日号
関連記事
天性の細やかさ数値で語る力が必要 経済産業省の工業統計によると、2018年の日本の金型生産額は1兆4752億円。生産量こそ中国に抜かれて久しいが、新素材の登場や部品の複合化、微細化が進み、依然として日本の高度な金型技術…
自動車の電動化に商機 「日本に残る分野に経営資源を投下していく」。そう話すのは「エバーロイ」ブランドで知られる、超硬材料メーカーの共立合金製作所の池田伸也超硬事業部長。同社が国内で伸びると判断するのは、①大型の超硬材料…
金型技術活かし自社商品をヒットさせた 『日本一の金型職人になりたい』と、金型製作に没頭した若き日の澤井健司社長。町工場が集積する大阪・八尾で金型作りに励む日々だったが、ひょんなことから独立し、ケーワールドismを設立。…
限界を作りたくない生産工程を見える化 「様々な顧客ニーズに応えられる会社にしたい」と話すのは、山善金型の山下和也社長。同社は精密なプラスチック金型を武器に、日用品から自動車部品、医療機器など幅広い顧客を獲得。モットーは『…


