金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

SEPTEMBER

18

新聞購読のお申込み

ナガセインテグレックス 新型研削盤と計測・補正

精密金型部品 素材から仕上げまで
新たに発表する小型超精密成形平面研削盤3機種と超精密画像計測システム

ナガセインテグレックスは、精密金型部品や難削材部品の超精密加工を実現する「小型超精密研削盤」3モデルと「超精密画像計測・補正加工システム」を開発した。従来の製品カテゴリになかった「小型超精密成形平面研削盤」を新たに投入。更に長年開発を行ってきた「超精密機上計測・補正加工ソフト」との連動により、超硬金型部品等を素材から最終仕上げまでの自動化・ライン化が可能な加工システムとしてJIMTOF2014(10月30~11月4)で発表・展示する。

精密電子部品等の製造に用いられる順送金型・打ち抜き金型で、その精度の要となるパンチやダイなどの小物金型部品製造に威力を発揮する。
「小型超精密研削盤」は、高速反転加工を実現しながらも、加工点での振動、熱変位の発生を極限まで抑えた超精密ハイレシプロ研削盤。
小さなワークの精密平面加工は主軸・テーブル左右軸に油静圧を採用した「小型超精密成形平面研削盤SGC‐215」、形状の前加工には600反転/分もの高速反転研削加工を実現した「小型超精密ハイレシプロ成形研削盤SHS‐20」、最終精度を左右する仕上げ成形加工には、サブミクロンの解像度・繰り返し再現性で高精度なワーク・砥石形状の機上画像測定・補正加工機能を開発・バージョンアップし、仕上げ加工の省人化と高速化を図った「超精密機上画像計測システム」を発表する。さらに、SUS・チタン・耐熱合金等の難削材の高能率・高精度加工を可能とした「超精密ハイレシプロ総型成形研削盤ZGP‐15」も開発した。
これら新開発マシンは全て同じプラットフォームを採用し、機械の幅も同じコンパクト設計。超硬部品・難削材の自動化・ライン化を強く意識したデザインとなっている。またベッドや構成部品を共通化し、納期もコストも大幅削減。JIMTOF2014へ出展し、販売を開始する。

金型新聞 平成26年(2014年)9月10日号

関連記事

極東技研工業 クイックリフトリング

ワンタッチで着脱 フランス製回転型アイボルトのコディプロ社を取り扱う極東技研工業(大阪府岸和田市、072-427-2190)は新たにコディプロ社製の「クイックリフトダブルスイベルリング」を発売した。ワンタッチでワークへの…

「魅力ある組織に人は集まる 楽しく役立つ活動増やす」 東北金型工業会会長(プラモール精工社長)・脇田高志氏【鳥瞰蟻瞰】

魅力ある組織でなければ人は集まってきません。東北金型工業会をより魅力ある団体にするために、会長就任後すぐに、3つの分科会を作りました。若手が中心となって積極的に参加してもらい、勉強会などを通じ、メリットや魅力を感じてもら…

ササヤマ 本社に機械加工棟増設

自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマ(鳥取県鳥取市、0858-85-3380)は、本社工場の敷地内に機械加工棟を増設する。真空熱処理炉や3次元レーザー加工機などを新たに導入するほか、古海工場の設備を集約する。デジ…

2017年12月の金型生産実績

2017年12月の金型生産実績

前年同月比 0.3%増の343億1,900万円 プレス型が11.6%増、ダイカスト型は9.6%増   日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員30人以上)による2017年12月の金型生産実績をまとめ…

デジタルとアナログ融合し、型づくりの構想力鍛える 八光技研【特集:シミュレーションの使い方再発見!!】

技術者育成、生産性向上に貢献 開発試作プレス部品の金型、プレス、レーザー加工まで一貫して手掛ける八光技研。アナログとデジタルを融合させる解析ソフトの活用術で、育成や大幅な生産性向上に役立てている。 同社はレーザー加工技術…

トピックス

関連サイト