金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

02

新聞購読のお申込み

マイクロヴェルト 技能問わずどこでも使える測定機【金型応援隊】

マイクロヴェルトナノ95-KYO_0050

マイクロヴェルトは4月にもレーザー式の回転工具外径測定機「マイクロヴェルトナノ9」を発売する。設置環境や技術者のスキルを問わず、極めて短い時間で高精度に測定できる。

工具を独自のVブロックにセット。ボタンを押すと工具が回転しレーザーで外径と振れを測る。その時間は2秒。繰り返し精度は1μm。業務机に載る大きさで工作機械のそばに置いて使える。

もともと木山太郎社長が社主を兼務する切削工具メーカー木山合金の社内設備。ノギスやマイクロメーターだと習熟度によって測定品質が安定しない。それを解消するため約30年前に開発した。

金型のピンなどの測定にも需要があれば手掛けたいという。「熟練の技能が無くても使えるこの測定機で作業効率改善に貢献したい」(木山社長)。4月に北京で開かれるCIMTにも出品する。

木山太郎社長

会社概要

  • 本社:大阪市北区梅田2‐2‐2ヒルトンプラザウエスト19階
  • 電話:06・6133・5895
  • 代表者:木山太郎社長
  • 事業内容:工具測定機および装置の設計・開発・販売
  • 創業:2022年

金型新聞 2023年3月10日

関連記事

金型はワクワクする仕事 山中雅仁氏(日本金型工業会会長)【この人に聞く】

今年6月の日本金型工業会の総会で、3期6年会長を務めた小出悟氏(小出製作所社長)に代わり、新たに会長に就任した山中雅仁氏(ヤマナカゴーキン社長)。「金型づくりはもっとワクワクできる魅力的な仕事のはず。ワクワクするために儲…

J-MAX 新工場建設や船活用でCO2削減【特集:カーボンニュートラルに向けたはじめの一歩】

自動車の大型プレス用金型及び部品を製造するJ‐MAX。特に、ハイテン材・超ハイテン材用の金型で高い技術を有し強みを発揮している。「2030年度までに、CO2排出量を2013年度比半減、50年度にはカーボンニュートラル実現…

ユーザーとの距離近づけ 高付加価値化を提案
岡本工作機械製作所 石井常路社長

 研削盤メーカーの岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)は今年5月、新たに3カ年の中期経営計画を発表した。新中期経営計画の達成に向けた基本戦略の一つとして「顧客付加価値強化」を挙げる。「今まで以上に…

【インタビュー】プロトラブズ ・今井 歩社長「当日出荷を開始」

オンデマンド受託製造を手掛けるプロトラブズ(神奈川県座間市、046-203-9100)は今年6月から、CNC切削加工サービスで「当日出荷オプション」の提供を開始した。これまで標準3日、最短翌日だった出荷をさらに短縮する。…

AI活用や形状認識による設計支援 塩田聖一氏(C&Gシステムズ 社長)【この人に聞く】

金型向けのCAD/CAMから生産管理システムまでを手掛けるC&Gシステムズ。2021年に「研究開発部門」を設けるなどソフトウェアの開発体制を強化している。そこではAI(人工知能)の活用や、形状認識による設計支援な…

トピックス

関連サイト