「金型作りは上手くいかないことがある。そんな時は、トイレの個室で考える。そうすると良いアイデアが浮かぶ瞬間が訪れる」と、アイデアが浮かぶ時や場所を見つけるのも技術者の役目と話す大野和夫さん(68歳)。金型製作歴40年以上…
ルアーのプラスチックモデル作った金型メーカー社長【ひと】
マツキ 社長 鈴木 崇嗣さん(41)

昨年、初の自社商品としてルアーのプラスチックモデル「ルアープラモ」を発売した。クラウドファンディングサイトで目標金額の500%超を達成し、現在は全国のホビーショップや釣具店などで販売されている。
きっかけは3年前。受注生産型のビジネスの将来性に不安を感じていた中、社内で自社商品の開発について話したところ、釣り好きの社員から「ルアーを作りましょう」と返ってきた。
ただ、単純にルアーを作っても面白みに欠ける。そこで思いついたのが、プラスチックモデルにすることだった。
40年以上に渡ってプラスチックモデルの金型を手掛けてきたノウハウを生かし、スタンドを付けて飾れるようにしたり、釣り針も本物のような造形を再現したり、組み立てる楽しさを追求。実際に使うこともでき、SNSなどで釣果を報告している人もいるという。
幼少時の夢は「おもちゃ屋さん」。一度は一般企業に就職したが、創業者の父親に誘われ、マツキに入社。一から金型づくりを学び、2011年に社長に就任した。「ものが作れるというのは大きな利点。この強みを生かせば、新しい需要を開拓できるはず」。
すでに「ルアープラモ」の第2弾や別の商品なども企画している。「大事なのはどれだけ楽しくやるか。今後も他ではできないユニークなものを作っていきたい」。
金型新聞 2022年6月9日
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