金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

SEPTEMBER

09

新聞購読のお申込み

【金型応援隊】太陽テクニカ ダメ元でも相談を

一桁ミクロンの加工精度

大畠正陽社長
加工風景

「マシニングで出せない精度の穴加工は、是非任せてほしい」と語るのは、長年ジグボーラー加工やジグ研削加工に携わってきた、太陽テクニカの大畠正陽社長。同社は、航空・宇宙産業の部品から工作機械の主要精密部品、板金金型・金型関連部品の加工を手掛ける大阪の町工場だ。

同社が誇るのは、一桁ミクロンの加工精度。こだわりの三井精機工業製ジグ中ぐり盤やジグ研削盤を駆使し、長年培ってきた技術を以て加工に当たる。気温や標高によるワークの変異にも細心の注意を払い、室内の温度やワークの位置を徹底的に管理している。

「いずれは機械で出来るようになる加工技術でも、今はできないこともある。そんなときの駆け込み寺として、ダメもとでも相談してほしい」(大畠社長)。

会社概要

  • 本社  :大阪府東大阪市横小路町4‐12‐1
  • 電話  :072-984-6002
  • 代表者 :大畠正陽社長
  • 事業内容:ジグ中ぐり加工(ジグボーラー加工)及びジグ研削加工(ジググラインダー加工)
  • 従業員 :2人
  • 設立  :1984年

金型新聞 2021年10月10日

関連記事

【鳥瞰蟻瞰】スワニー 社長・橋爪良博氏 一気通貫の体制で生産性向上

分業せずに生産性向上一人で開発から製造まで育成には失敗できる環境が大事 大企業に限らず日本の製造業の多くが分業でものづくりを行っています。複数の人員が役割を分担して行う分業という仕組みは、効率良く生産するための有効な手段…

人が集まる場づくりを<br>金型工業会東部支部 鈴木 教義支部長(鈴木 社長)

人が集まる場づくりを
金型工業会東部支部 鈴木 教義支部長(鈴木 社長)

この人に聞く 金型の社会的価値訴え  「日本の金型業界にとって今は変化の時期だが、チャンスでもある」と話すのは、日本金型工業会の東部支部長に就いた鈴木の鈴木教義社長。好機なのは、金型の高度化が進み日本のメーカーしかできな…

【インタビュー】テラスレーザー常務・齋藤祐司氏「高品質・低価格で金型補修」

 テラスレーザー(静岡市駿河区、054-270-7798)は、2019年に設立された金型補修用レーザー溶接機メーカー。高品質でありながら低価格を実現し、独自技術を活かしたユーザビリティの高い製品を提供する。「『直す』とい…

堀江亜衣奈さん 醍醐味は職人技の瞬間【ひと】 

「六角パンチやピンの研削加工では多少寸法のズレが発生するため、補正するのが常ですが、狙い通りに寸法がハマッた瞬間はヨシッとガッツポーズします」と笑顔を見せるのは堀江亜衣奈さん(22)。精密鍛造金型や部品を手掛ける阪村エン…

この人に聞く
MACHICOCO 戸屋加代 代表

 製造業のネット活用は新規顧客や新分野の開拓、知名度向上など様々な方面で大きな効果を上げている。金型メーカーにとっても例外ではない。ただ、その効果は限定的で、ホームページ(HP)を作っても大きな効果を得られていない企業も…

関連サイト