プレス金型及び量産を手掛ける大垣精工(岐阜県大垣市、0584-89-5811)は今年3月、松尾幸雄氏が社長に就任し、新たな船出に乗り出した。同社は独自の技術で世界シェア№1を誇るハードディスクドライブ(HDD)部品をはじ…
新会社設立で「meviy」の開発速度向上 吉田光伸氏(DTダイナミクス会長)【この人に聞く】
ミスミ(東京都文京区、03・5805・7050)は2022年9月、システム開発を手掛けるコアコンセプト・テクノロジー(東京都豊島区、以下CCT)との合弁会社「DTダイナミクス」を設立した。ミスミが提供するオンライン機械部品調達サービス「meviy(メビー)」の開発スピードを向上させ、グローバル展開の加速を狙う。DTダイナミクスの吉田光伸会長に今後の展開を聞いた。
グローバル展開を加速、世界中の「顧客の声」に対応

1973年生まれ、福井県出身。金沢大学法学部卒業、2008年ミスミ入社、18年ID企業体社長、20年常務執行役員(現任)、22年DTダイナミクス会長。
「DTダイナミクス」設立の理由は。
「meviy」の開発スピードを上げ、グローバル展開を加速させるためだ。「meviy」は機械部品の3Dデータをアップロードするだけで即時見積もり、最短1日での出荷を実現するオンライン機械部品調達サービス。これまで「VoC(顧客の声)」を重要視し、サービスを拡充させてきたが、グローバル展開を進めるに当たり、世界中の「VoC」に対応するには現状の体制だけでは限界があった。合弁会社の設立によって、ITエンジニアを確保し、開発体制を強化する。
なぜ、CCTなのか。
CCTは3Dデータの形状認識の技術などに強みを持ち、「meviy」開発当初から一部の機能で共同開発を進めてきた。同じ会社になることで、より一体となって開発に取り組むことができる。
また、もう一つの理由が、同社が提供するIT人材調達プラットフォーム「Ohgi(オウギ)」だ。約10万人(2023年1月時点)のITエンジニアデータベースで、必要なIT人材にアプローチすることができる。このシステムの利用が可能になることで、採用と調達で自在に人材を集め、よりスピーディーにシステムを開発できるようになると考えている。
「meviy」の現状は。
現在、ユーザー数は9万を超え、データアップロード数は1000万件を超えようとしている。機能も年々強化しており、昨年は長納期対応サービスや幾何公差設定機能などを追加したほか、丸物部品への対応も可能になった。また、グローバル展開については、21年12月に欧州、22年10月に北米での事業を開始した。今年度中に中国、アジアと一気に進めていくつもりだ。
DTダイナミクスでは今後どんな事業を展開していくか。
「meviy」の開発が主で、同サービスのグローバル展開を支えていくというのが一丁目一番地。当面の目標はグローバルナンバーワンのサービスへの成長だ。また、将来的には製造業全体に時間価値を提供していくことを目指したい。
具体的には。
「meviy」で開発した自動形状認識や、自動見積、3Dビューワーなどの技術はいろんな分野、領域で活用できると考えている。これらの技術を展開し、あらゆる産業の自動化に貢献していきたいと考えている。
金型新聞 2023年2月10日
関連記事
ねじ転造盤やローリングマシンなどの販売や転造技術の開発を手掛ける三嶋商事(愛知県日進市、0561-72-2657)は部品加工部門を立ち上げ、冷間鍛造用金型のダイスケースなど1次加工(荒加工)の受託加工サービスを開始した。…
インド・ムンバイ出身。2018年に来日し、プラスチック金型メーカーの明輝に入社した。担当は設計。自動車内外装品や機能部品など大小様々な金型を手掛けている。 金型技術者だった父親の影響で幼い頃から金型に興味を持っていた。地…
ギア部品など高難度な加工にも対応 プレス用金型メーカーのサイベックコーポレーションは金属成形加工シミュレーションを活用し、設計や見積もりにかかる時間の短縮を実現した。EV関連など高難度部品への対応を進めている。 同社は冷…
自分の強み生かす道を 本田技研工業 完成車新機種推進部 主任技師 田岡 秀樹氏に聞く 高級車か、低価格車か、2極化も 金型なくして新車開発ならず 自動運転、ライドシェア、電気自動車(EV)の進化―。自動車業界では急激な変…


