リブランディングを実施 アイセル(大阪市中央区)はこのほど、リブランディングを実施し、企業イメージの刷新を図った。企業ロゴの変更やアイコンの作成、製品のデザインの統一といった対外的な部分での変更に加え、社内では改めてミッ…
UMモールドフェア、開幕間近


金型設備総合商社の植田機械は1月30、31日の2日間、大阪市住之江区のインテックス大阪で、最新の機械や工具を一堂に集めた「UMモールドフェア」を開催する。今回は「モノづくりDNAを未来へ、世界へ」をテーマとし、工作機械、機器、ソフトメーカーなど77社・団体が出展する。同展は、アフターJIMTOFの位置づけで、注目を集めた金属3Dプリンタや、最新の製品、加工技術が紹介される。基調講演やセミナーも充実しており、テーマ通り、モノづくりの未来を感じる絶好の機会となりそうだ。
UMモールドフェアは、JIMTOF開催後の翌年1月に開かれており、今回で7回目。今回は同社の創業50年の記念年にも当たる。JIMTOFで発表された最新の機械や機器が西日本で一堂に集まるため、注目度も高い。
今回は、工作機械・装置関連26社、測定機器3社、精密金型部品8社、ソフト関連13社、ツーリング・治工具14社など77社が出品する。
みどころはJIMTOFでも展示されたものづくりの最新製品や加工技術だ。なかでも、JIMTITOFで多くの来場者でにぎわった、金属3Dプリンタが登場する。
工作機械では、金型加工でも年々広がりつつある5軸加工機の最新機種や複合加工機などをはじめ、超精密仕上げ加工ができる研削盤、高性能ワイヤ・放電加工機が紹介される。精密サーボプレス機やレーザー溶接機のほか、金型洗浄機など多様な装置を展示する。
測定機器では、非接触や接触の三次元測定機や画像測定機、工作機器ではやきばめホルダをはじめ様々な最新のツーリングシステムのほか、放電用、5軸仕様などチャックや治工具が紹介される。
切削工具でも、超微細精密加工用工具のほか、高硬度対応や特殊仕様のエンドミルも展示される予定だ。
機械や設備、工具に加えてCAD/CAMをはじめとするソフトフェアも充実。多軸用のCAMに加え、ダイカストやプレス向けのCAEソフトなども出品される。
精密な金型や部品加工メーカーが出展するのも同展の特長の一つだ。今回も、精密金型部品、金型プレート、試作部品、コーティングメーカーなど自社の技術を披露する。
製品や加工技術に限らず、セミナーも毎回注目を集めている。今回は基調講演として、ルノーと日産の生産・SCM部門のアライアンスグローバルダイレクターを務める日産自動車の清水圭氏と、光造形と独自技術で、医療系の新市場を開拓するクロスエフェクトの竹田正俊社長が、自社の取り組みを中心に、モノづくりの未来などについて講演する。
開催概要
▽会期:1月30日(午前10時~午後5時)、31日(午前9時30分~午後5時)
▽会場:インテックス大阪5号館(大阪市住之江区南港北1‐5‐102) 大阪市交通局ニュートラム「中ふ頭駅」から徒歩5分「コスモスクエア駅」から徒歩8分
▽主催:植田機械
▽後援:日本金型工業会、金型協会、近畿鍛工品事業協同組合
▽入場料:無料。
金型新聞 平成27年(2015年)1月23日号
関連記事
デジタル技術の進化で、相次いで登場する新技術。次世代の匠はそれらの技術を金型づくりにどのように活かしているのか。また、それら能力を習得するには、どのようなスキルや育成が必要なのか。本特集では、様々ある新技術の中でも、次世…
室温±0.2度の恒温室 岡本工作機械製作所(群馬県安中市、027-385-5800)はこのほど、本社工場内に室温22度±0.2度で管理された「ウルトラ恒温室」を設置した。鏡面金型プレートやスマホレンズ金型など超精密加工の…
天職の金型磨きでコンテストを優勝した 与えられた時間は3分。その限られた時間の中で、金属を磨き、表面の精密さを競う。鏡のように輝く仕上がりにするには卓越した技能とノウハウが要る。 昨年、インターモールド2019のジー…
新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが「5類」へと移行し、社会・経済活動が活発化しつつある中、資源高、電気料金の値上げなどによって、製造業は依然として厳しい状況下にある。中でも金型業界は、取引条件の課題や価格競争など…


