金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

24

新聞購読のお申込み

UMモールドフェアJIMTOF出品機が一堂

 植田機械が主催 

1月27・28日、インテックス大阪で

 工作機械やソフトウェアの総合商社、植田機械(大阪府東大阪市、06・6743・0110)は来年1月27~28日、インテックス大阪5号館(大阪市住之江区)で工作機械総合展示会「UMモールドフェア」を開催する。微細加工機や金属3DプリンタなどJIMTOF2016で注目を集めた工作機械やソフトウェア、測定機をはじめ、金型・精密部品加工の最新技術を披露する。

インテックス大阪 UMモールドフェア
金属3Dプリンタなど最新技術が登場する

 UMモールドフェアは、2年に一度東京で開かれる国内最大の工作機械展JIMTOFのアフター展として、大阪で開く展示会。8回目となる今回は「ここから未来が動き出す」をテーマに、工作機械・装置(28社)、測定機(3社)、ソフトウェア(12社)、ツーリング・治工具(12社)、精密金型部品(6社)、食品機械(1社)など73社が出展する。

 見どころはJIMTOF2016で注目を集めた最新技術。工作機械は、知能化技術を搭載した5軸加工機や超精密微細加工機、高精度のワイヤ・放電加工機、5軸制御の平面研削盤、金属3Dプリンタが登場する。

 測定機は高精度の3次元測定機や画像測定機、ツーリング・治工具は加工時の振動を抑えたり段取り替えし易い工作機器や冶具、ソフトウェアは5軸対応のCAD/CAMが出品する。さらに、金型補修用の溶接機や、コーティングや精密金型部品なども紹介される。

 また今回は、JIMTOF2016で話題になったIoT(モノをインターネットでつなぐ)の活用事例として、複数の工作機械の稼働状態確認の一元化を、モニターに映し出して、提案する。

 会期中は、基調講演も行われる。27日にはHILLTOPの山本昌作副社長が、28日には演出家の宮本亜門氏が、未来を切り拓くための取り組みや、仕事術について語る。

 植田修平社長は「JIMTOFに行くことができなかった金型メーカーや部品メーカーの方々に、最新の加工技術に触れて頂き、次代を勝ち抜くヒントを見つけることができる場にしたい」。

金型新聞 平成28年(2016年)12月14日号

関連記事

10月金型生産実績 前年同月比1.4%増の262億2400万円

プレス用金型は21.8%減、プラ用金型は6.5%増 2022年10月の金型生産は、前年同月比9.7%減の273億3,400万円となった。前月比では21.6%減と大幅に減少。数量は前年同月比13.1%増、前月比でも11.5…

―スペシャリスト―〈ヘラ絞り〉山村製作所〈ヘラ型〉田中鉄工<br>ものづくり支える匠の技

―スペシャリスト―〈ヘラ絞り〉山村製作所〈ヘラ型〉田中鉄工
ものづくり支える匠の技

ヘラ棒と呼ばれる工具を回転する金属の板に押しあてて、滑らかな曲面や艶やかな平面に加工するヘラ絞り。品質の良い製品をつくるには、ヘラ棒を操る卓越した技術もさることながら、匠の技を受け止めることができる金型が必要だ。ヘラ絞り…

– 成形をゆく-    シマファインプレス(和歌山県)

– 成形をゆく- シマファインプレス(和歌山県)

世界の衣料支える 横編み機の精密部品  親会社である島精機製作所の横編み機は、複雑な形状のワンピースでも縫い目なく編める“ホールガーメント”という独自技術(写真①)で、6割近い世界シェアを占める。機能性に加え、長時間使っ…

【新春特別インタビュー⑤】稲垣金型製作所取締役・稲垣 武洋氏「イノベーションを起こし新しい収益モデルを創る」

常識にとらわれない金型 イノベーションを起こし新しい収益モデルを創る 〜新ビジネス〜  1975年生まれ、静岡県出身。98年立命館大学卒業後、富士通に入社し、システム販売などに従事。2004年稲垣金型製作所に入社、18年…

第8回UMモールドフェア会場マップ<br>インテックス大阪5号館

第8回UMモールドフェア会場マップ
インテックス大阪5号館

金型新聞 平成29年(2017年)1月20日号

関連サイト