金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

09

新聞購読のお申込み

植田機械植田修平社長に聞く
第8回UMモールドフェアの見どころ

未来拓く技術を提案

 JIMTOF2016で注目を集めた金型や精密部品に関連する最新の加工技術が一堂に集まるUMモールドフェア。今回は新型の5軸加工機や金属3Dプリンタをはじめ、IoT(モノのインターネット)の活用技術が登場するほか、ものづくり企業の未来を拓く取り組みを紹介する講演なども行われる。主催する植田機械の植田修平社長に、見どころや抱負を聞いた。

金型業界の情報ステーション

植田修平社長―アフターJIMTOFをテーマに開催されるUMモールドフェア。今回はどんな新技術が登場しますか。

 「今回の最大の見どころは、昨年開催されたJIMTOF2016で注目された新技術。高精度加工ができる5軸加工機や、高能率に精密加工ができるワイヤ・放電加工機をはじめ、超微細加工の研削盤、高精度の測定機などを出品します」。
 「高機能で操作性に優れたソフトウェアや振動を抑えるツーリング、微細加工用の工具も出展します。金型や精密部品の加工に関する新技術を見て、感じて頂くことで来場者の皆さまの技術革新のお役に立ちたいと思っています」。

―JIMTOF2016では、IoTやAI(人工知能)、金属3Dプリンタなども話題になりました。

 「脚光を浴びた技術の中から金型や精密部品に関わるものとして、IoT活用技術や金属3Dプリンタも出品します。IoTでは、現場の活用事例として展示械の稼働状態確認の一元化をモニターに映し出します。金属3Dプリンタはセル生産システムの活用により成形の品質・生産性を格段に向上する技術を紹介します」。
 「工作機械やソフトウェアなど直面する課題の解決につながる技術と、IoTや金属3Dプリンタなど近未来の技術の両面を紹介することで、次代を勝ち抜くヒントをつかんで頂けるようにしたいと考えています」。

―会期中は、ものづくり企業の未来を拓く挑戦や、職場活性化の仕事術などについての講演会も開かれますね。
 「今回は、独自の生産管理システムを開発し24時間無人化稼働を実現したHILLTOPの山本昌作副社長と、テレビやCMなど幅広い分野で活躍する演出家の宮本亜門氏に講演をして頂きます。山本副社長には、独自の方法によるロボット開発や純民間開発の月面探査機HAKUTOへの連携の取り組みを、宮本氏にはメンバーをやる気にさせ職場を活性化させる仕事術について話して頂きます」。
 「来場する金型や精密部品に携わる方々に、日本のものづくり企業が果敢に挑戦している姿や、社内のモチベーションアップにつながる方法を知ることで、事業展開の新たな道や競争力の向上にお役立て頂ければ思い、お二人に講演を依頼しました」。

―UMモールドフェアは今年で8回目を迎えます。JIMTOFのアフター展として金型・精密部品業界で認知度がかなり高まっているように感じます。
 「おかげ様で、UMモールドフェアは回を重ねるごとに広く知られるようになってきました。関西以外の地域の来場者も増え、最新の加工技術に触れることができる展示会として期待して頂けるようになってきました。ただ、ここ数年、金型や精密部品など日本のものづくりを取り巻く環境は大きく変化しています。現状に甘んじることなく、これからも時流を捉え、知識や提案力を磨き、組織力を高め、日本のものづくりに貢献できるよう取り組んでいきます」。

金型新聞 平成29年(2017年)1月20日号

関連記事

【Breakthrough!】形彫放電加工機

形彫放電は特定の高度な金型では不可欠な加工技術。最終工程に近いため、ミスができず、工程の負荷が高くなることある。加えて、電極消耗を考慮する必要があるため、加工条件の設定など、職人技術が求められることが多い。本特集では、こ…

下野精密 〜我ら金型応援隊〜

超硬加工なら任せて  「大事なのはQCDだ。品質が良く、価格は高すぎず、納期も短い。バランスが大事」と話すのは下野精密の下野武志社長。創業から超硬やセラミックスにこだわり、半導体や自動車関連の金型・部品を製作。精度は交差…

幸和電熱計器が小型の応力測定器

幸和電熱計器が小型の応力測定器

金型を非接触・非破壊で  工業用ヒーターや金型部品を取り扱う幸和電熱計器(大阪市東成区、06・6972・3281)は、プレス品、鋳造後の仕上げ品、金型などの残留応力を測定できる応力測定器「K―OMX」を発売し、好評を得て…

アンガーマネジメント学ぶ
金型協会

我慢のコップを大きく  金型協会(永田淳也代表理事・寿精工社長)は9月26日、マイドームおおさか(大阪市中央区)でアンガーマネジメントについてセミナーを開いた。コミュニケーションの指導・研修などを手掛ける松尾久美子氏(M…

TOWA 2022年3月期第3四半期連結決算

売上約85%増382億円 旺盛な半導体需要が牽引 TOWAは2022年3月期第3四半期の連結決算を発表し、売上高は382億円(前年同期比84.8%増)、営業利益は90億円(同288.9%増)、経常利益は90億円(同274…

関連サイト