金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

28

新聞購読のお申込み

日本金型工業会 金型マスター制度
第1回 技術者71人を認定

金型マスター制度 第1回認定式

式典の様子

小出実行委員長

小出実行委員長

 日本金型工業会(牧野俊清会長)は10月13日、機械振興会館(東京都港区)で金型製作に優れた技能・技術と高い現場統率力を持つ人材を認定する「金型マスター認定制度」の第1回認定式を開いた。工場長クラスの技術者や10年以上金型づくりを経験した人材など71人が認定された。

 同認定制度は、技術者のモチベーションアップや、現場の技術力向上、業界のイメージ向上などを目的に、今年度から開始した。2部構成の専門プログラム「金型アカデミー」を受講し修了すると、金型に関する総合的な知識を持つ人材「マスター」として認定される。

金型マスター制度 メダル

贈られたメダル

 第1部は、東京、名古屋、大阪の3会場で10講座が開かれた。第2部は認定式と同日に開かれ、金型マスター認定制度実行委員長の小出悟氏(日本金型工業会副会長)が「金型マスター認定者に期待すること」をテーマに講演したほか、本田技研工業の田岡秀樹氏が基調講演を行った。また、金型経営者によるパネルディスカッションも開かれた。

 認定式では、牧野会長が、「日本が世界に負けない金型を提供するには、皆様の活躍が不可欠。互いに切磋琢磨しながら、自身の能力を高めていってほしい」と話した。認定者には、賞状とメダルが授与された。

金型新聞 平成29年(2017年)11月10日号

関連記事

JIMTOFこう見る<br>日本金型工業会 小出会長・平林技術委員長に聞く

JIMTOFこう見る
日本金型工業会 小出会長・平林技術委員長に聞く

IoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)などの新技術が製造業に大きな変化をもたらそうとしている。工作機械や工具などの生産財も、これまでは難しかった精度や加工が実現できるようになるなど、金型づくりも大きく変わり始め…

冨士ダイス 西嶋守男社長に聞く<br>世界で認知されるブランドに

冨士ダイス 西嶋守男社長に聞く
世界で認知されるブランドに

生産効率向上し、需要増に対応  耐摩耗工具メーカーとして国内トップシェアを誇る冨士ダイス。超硬合金製のダイスやロール、製缶用金型、ガラスレンズ成形用金型など耐摩耗工具に特化した事業を展開し、来年には創業70年を迎える。「…

アッサブジャパン AMの受託造形を強化し、600mmサイズに対応

アッサブジャパン(東京都千代田区、03・5226・3771)は金属3Dプリンタの受託造形事業を強化する。中国にあるグループ企業に最大600㎜角までの造形が可能な金属3Dプリンタを導入し、大型の造形ワークを受託する。ギガキ…

がんばれ!日本の金型産業特集<br>ハルツ 近藤 大輔 社長

がんばれ!日本の金型産業特集
ハルツ 近藤 大輔 社長

組織力で高品位な金型づくり 図面に技術共有できる独自の工夫 金型メーカーが成形や部品加工に手を広げるケースが多いなか、ハルツは創業から40年以上にわたり、プレスの売り型専門で金型設計製作に取り組んできた。3代目の近藤大輔…

日本レーザーウェルディング 大型金型の補修に力

日本レーザーウェルディング 大型金型の補修に力

埼玉に工場 大型の溶接機も導入予定  YAGレーザーで金型の補修を手掛ける日本レーザーウェルディング工業(埼玉県川口市、048・430・7492、小堀泰一郎社長)はこのほど、都内にあった工場を埼玉県川口市に移転した。北関…

トピックス

関連サイト