硬質クロムめっきなどを手掛けるオテックは、オリジナルのめっき開発に注力している。自社製品の「テフ・ロック」はクロムめっきとPTFE樹脂を複合させためっき。「摩耗しにくく、優れた離型性が長持続するため、樹脂成型やゴム成型の…
造形の歪み1/10に
ソディック
金属3Dプリンタ新工法

ソディックはこのほど、金属3Dプリンタの造形後のワークの歪みを10分の1に抑える新技術「SRT工法」を開発した。これにより、樹脂型などで多く使われるステンレス系の素材での造形も可能になるなど、金属3Dプリンタの適用範囲の拡大につながるという。

金属3Dプリンタでは粉末金属をレーザーで溶融・凝固させるために、必ず残留応力が発生する。その応力が造形後のワークを収縮させ、歪みや反りの原因となり、金型への採用の障壁の一つとなっていた。
今回開発したSRT工法は、焼入れなどの熱処理をすると、ワークが膨張するというマルテンサイト変態という理論を活用。造形後に収縮したワークに独自の「熱処理」を施すことで、収縮と膨張を相殺させ、歪みを抑える。
この技術により、樹脂型で使われるSUS420J2の大型金型の造形も可能になる。SRT工法を使った試験によると、歪み量を300μmから、30μmと10分の1に抑制できたほか、幅と長さ248㎜、高さ42㎜の造形もできたという。

ソディックは「OPM250L・350L」と「LPM325」の3機種の金属3Dプリンタを持つ。SRT工法は全ての機種に活用できるほか、既存機種に追加で採用することもできる。同社では「SRT工法を実践することで、プラスチック金型での金属3Dプリンタの活用を広げたい」としている。
金型しんぶん 2019年5月14日
関連記事
持ち運びしやすく レーザ機の開発・販売や金型のレーザ肉盛りなどを手掛けるPCL(京都府久御山町、0774-45-2199)は、制御装置や発振器、操作パネルを分離できるレーザクリーナー「CLZ-100」を発売した。 制御装…
プレス用金型は5.9%減、プラ用金型は18.7%増 2022年8月の金型生産は、前年同月比1.4%増の262億2,400万円となった。前月比では13.8%減。数量は前年同月比12.9%増、前月比でも11.2%増の3万8,…
最小R0.1mmの加工技術 ナノ技術追求したレンズ金型 「誰でも出来る金型ではなく、誰にも出来ない金型を目指したい」と話すのは小暮朋夫社長。ナノ加工技術を追求し、自動車用ヘッドランプのリフレクターに磨きレスの鏡面加工を…
冷間工具鋼や構造用鋼の面削済み鋼材を、大物サイズから小物サイズまで幅広く取り扱っている前田鐵鋼はQCDだけでなく、「サービス」という付加価値提供を強化し、材料販売から機械加工まで一貫生産体制を構築。 大型マシニングセンタ…


