シェアリングで新たなモノづくりを プレス金型やプラスチック金型などを手掛けるサンワ金型は同じく安城市内に新工場を建設し、11月に稼働する予定だ。同社はプレスやプラスチック金型で培った高硬度材加工や3次元形状加工を強みに、…
大垣精工 9月に新工場が完成
環境対応車用の部品増産へ
大垣精工(岐阜県大垣市、0584・89・5811)は本社工場前に新たな工場を建設し、電気自動車(EV)や燃料電池車(FCV)、プラグインハイブリッド車(PHV)など急速に変化する環境対応車向けの部品増産に備える。新工場は今年9月に完成予定で、金型工場とプレス工場を新設し、超精密鍛造部品の増強を図る。投資額は約10億円で、工場新築により売上高を20%増の50億円を目指す。
新工場の面積は金型工場729㎡、プレス工場1432㎡で、金型加工向けに大型マシニングセンタや大型平面研削盤を、プレス向けに加圧能力150~200tの大型プレス機6台ほか、精密機器4台などを導入。工場設備関連で約6億を投じ、同社が得意とする超精密鍛造金型の大型化やプレス加工の増産に対応する。上田勝弘社長は「次世代自動車部品の話が増えており、中国を中心にEV車が増える方向で、需要に対応していく」と話す。
同社は今年、会社設立50年の節目にあたる。昨年はディーゼル車の排気ガスフィルターハニカム用金型の増産のため、沖縄工場を2倍に拡張し、中国、韓国、東南アジア向けに対応するなど、新たな工場建設を基盤に新市場の開拓を進めていく。
金型新聞 平成30年(2018年)3月10日号
関連記事
切削加工品の見積もり、発注を効率化 双葉電子工業(千葉県茂原市、0475-24-1111)はこのほど、電子商取引(EC)サイト「フタバオーダーサイト」で6面体プレート材料の切削加工品を見積もり、発注できるサービスの提供を…
産業用設備の設計・製作やアルミダイカスト製品の検査サービスを手掛けるリョーエイ(愛知県豊田市、0565-29-6060)はダイカスト向け離型剤塗布システムである「小型エコスプレーシステム」を開発した。従来システムより離型…
自動化や離型の新技術 センサや工具の自社製品も 金型展では金型メーカーの独自技術を披露する場となっている。今回は特に自動化や離型性向上につながる提案が多く見られた。また、自社製品の開発や量産も含めた一貫生産体制で新たな…
成形の動きを再現 プラスチック金型メーカーのコガネイモールド(長野県佐久市、0267・68・0505)は、4月17~19日にインテックス大阪(大阪市住之江区)で開催された「インターモールド2024」に、「ミニチュア金型」…


