金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

19

新聞購読のお申込み

女性だけの工場開設
CHAMPION CORPORATION

自動化で段取り大幅削減

CHAMPION CORPORATION 女性だけの工場

金型部品メーカーのCHAMPION CORPORATION(本社・大阪府東大阪市、072・964・2511、水谷昌晃社長)はこのほど、大阪府八尾市に女性だけで運営する「YAO FACTORY」を開設した(写真)。女性が活躍できる場を作り、将来的な人材不足に備えるとともに、徹底した自動化投資で大幅な加工段取り削減にもつなげる。

新工場は延べ床面積約990㎡で、土地や建物に加え、自動旋盤6台や測定システムなど3億円超を投資した。手掛けるのは、ダイカスト用小径鋳抜ピンを軸などで、今後は女性が持ち運びしやすいサイズに特化した他分野の小径部品を手がけていく予定。

子育て世代にも対応するため、定時は設定したものの、勤務時間を柔軟に選択できる体制にした。また、女性の初心者でも加工できるように、加工誤差を自動で機械にフィードバックできるシステムを開発するなど、自動化への投資も入念に行った。水谷社長は「今回の取り組みがうまくいけば、本社や松阪、海外の工場にも展開したい」と話す。

現在は新規に採用した女性4人以外に、サポートする男性社員もいるが、将来的には女性だけで運営できる工場にする考え。
採用も増やしていく予定で、生産は1年以内に月産8000本まで引き上げる計画だ。これまで加工していた松阪工場でも生産を継続するため、新工場の分は増産となる。

水谷社長は「人材不足は喫緊の課題になりつつある。それに備えるためにも、女性に活躍してもらえる場を作る必要を感じていた。むしろ細やかで責任感の強い女性のほうが向いている加工もある。今後も採用を増やしていきたい」としている。

金型新聞 平成30年(2018年)4月16日号

関連記事

顧客の一歩先ゆく技術力<br>焼入れ鋼数ミクロンを安定ーホクト精工

顧客の一歩先ゆく技術力
焼入れ鋼数ミクロンを安定ーホクト精工

がんばれ!日本の金型産業(連載シリーズ) ホクト精工 竹森 勝彦 専務 使い勝手考慮し図面も渡す 自動車や光学部品の超精密プラスチック金型を手掛けるホクト精工では図面流出にかかる問題は存在しない。必要なら納品時に全てデー…

ヤマシタワークス 「ハイブリッド打錠用きね」が発明奨励賞を受賞

ヤマシタワークスはこのほど、薬品などの錠剤を錆びずに打錠できる「ハイブリッド打錠用杵」で、発明協会の「発明奨励賞」を受賞した。同賞は科学技術の発展と産業振興に貢献した製品や技術に贈られる賞。 受賞した製品は同社の鏡面磨き…

動き出す 「メガキャスト」、国内外で協業進め顧客の半歩先行く提案 米谷 強氏(米谷製作所 代表取締役社長)【鳥瞰蟻瞰】

当社は今年4月、同じ新潟県に拠点を構えるプラスチック金型メーカーの共和工業との協業を発表しました。主な目的は、電気自動車(EV)の車台やバッテリーケースなどを一体成形する「メガキャスト」向けの超大物金型の開発、製造です。…

工場長に求める条件とは?! 金型メーカー経営者にアンケート【特集:工場長の条件】

チームで業務遂行する力 金型づくりが高度化し、先が読みづらい時代。だからこそ、工場長の役割がより重要になり、また求められることも変化しているのではないか。そう考え、本紙では「経営者が今の工場長に求める条件は何か」を探るた…

【金型の底力】サムテック 結果や成果を出し切ることが重要

熱間鍛造の一貫生産 社員と共に成長へ 「挑戦は常に行っているが、挑戦すると失敗もある。それを皆で共有し、次へ進むことが重要だ」と話すのはサムテックの阪口直樹専務。熱間鍛造事業を主力に、型設計・製作、鍛造ライン(羽曳野工場…

トピックス

関連サイト