金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

AUGUST

18

新聞購読のお申込み

DMG森精機 金型エクセレンスセンタが始動
5軸加工機を販売強化

加工から計測まで提案

 DMG森精機は5月22日、伊賀事業所(三重県伊賀市)で行われた「伊賀イノベーションデー2018」で、金型専門チームの『金型エクセレンスセンタ』を立ち上げ、5軸加工機の販売を強化する。金型分野において5軸加工の強みと加工から計測までのトータルソリューションを提案し、顧客の生産性向上を図る。

 金型エクセレンスセンタは、同社エンジニアリング本部の5軸コンペテンスセンタといわれる5軸加工専門チーム内に設けられ、専門スタッフ6人が所属する。活動拠点は伊賀事業所グローバルソリューションセンタで、5軸加工機やシボ加工に使われるレーザ加工機など6台を展示し顧客提案を行う。

 グループ長の萩野重一氏は「金型加工に対する5軸加工のメリットは多い」と話す。大型金型の深い部位の加工では、工具もしくはワークを傾け工具ホルダとの干渉を回避し、短い突出し量で最適な切削条件での加工が可能となり、加工精度の向上や加工時間の短縮につながるほか、多面のワンチャッキング加工や加工ワークの機上計測で段取り替えの削減を推奨する。また、「エンドミルの長寿命化や面品位の向上で磨き時間など後工程も時間短縮できる」と、その効果を強調する。

 ある大型のプラスチック金型メーカーは5軸加工で切れ刃全体を使うことで加工に使用する工具本数を減らし、放電レスや磨き時間の短縮を実現させた事例もある。また、「機械操作や加工プログラムに不安を持つユーザーは多い」とし、加工技術者の育成を行うDMG森精機アカデミーでは1週間のユーザー向け講習を設けるなど、サポート体制も充実。

 日本の金型市場について萩野氏は「数年前から自動車の外装・内装部品の大型化で設備投資の案件が増加した」と語る。同じく金型エクセレンスセンタを設ける同社のドイツでは自動車向けの大型金型が活況で、豊富な加工機ラインアップと社内やグローバルで得た加工ノウハウを活かし、加工プログラムから機上計測までトータルソリューション提案を強化する。「5軸だと機械干渉を避ける必要があり、治具提案もソリューションの1つ」と自信を見せる。同社はインターモールド名古屋に出展。『5軸とレーザを融合させた最新の金型加工』をテーマに、様々な加工を披露する。

金型新聞 平成30年(2018年)6月8日号

関連記事

スリーディー・システムズ・ジャパン データ化で金型の課題解決【金型応援隊】

 スリーディー・システムズ・ジャパンは今年、ソフトウエア製品群のブランドを「OQTON」に統一。3Dスキャンデータを活用した金型製造や、保守・メンテナンスの効率化を提案している。 「データ化することで、金型の保管や起こし…

豊田自動織機 NCシミュレーションの効果的な運用手法【金型テクノラボ】

近年、金型や部品加工における加工効率を向上する「NCプログラムの送り速度を最適制御するソフト」が注目されている。当社もCGTech社製「VERICUT Force」を導入。これを最大限活用するための効果的な運用手法につい…

【金型生産実績】2020年11月 8.9%減の300億1,500万円

プレス型は4.5%増、プラ型は1.8%減  2020年11月の金型生産は、前年同月比8.9%減の300億1,500万円となった。前月比では15.5%増と大幅に増加した。数量は前年同月比6.6%減の3万8,308組、重量は…

金型シンポジウムin関西 10月5日にホテルニューオータニ大阪で開催

知識・交流深める機会に 日本金型工業会は10月5日、「第6回金型シンポジウムin関西」をホテルニューオータニ大阪(大阪市中央区)で開催する。テーマは「新たな社会環境・新たなステージ・新たな価値を創造 関西から発信」で、主…

【特集】進化する金型のDX

デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)。しかし、人が介在する金型づくりでDXを進めるのは簡単ではない。金型企業はDXをどのように考え、取り組むべきなのか。先進…

トピックス

関連サイト