ソディックと共同開発、大型3Dプリンタを導入 AM技術を武器にギガキャスト向け金型で需要開拓を狙うのが、ダイカスト金型メーカーの日本精機だ。まずは、高い熱交換機能が求められるギガ向け金型で、AMで造形した入れ子部品の採用…
日立ハイテクマテリアルズ 金型管理サービス開始
実査棚卸からDB化まで
エネルギーや機能化学品、電子材料などを販売する日立ハイテクマテリアルズ(東京都港区、島津剛社長)は金型の実査棚卸から、保管、データベース(DB)による管理運営まで総合的に請け負う「金型管理サービス」を開始した。将来的には金型のショット数の把握などまで広げる考えで、親事業者(ユーザー)の金型に関する業務効率向上をサポートする。
経済産業省は型管理について、下請け企業(サプライヤ)に無償で保管させるなど、適切に管理されていないことを重視し、昨年、型管理に関するアクションプランを設定。廃棄も含め、適切な金型の管理を促しており、ユーザーにとっては対応が急務となっている。
しかし、膨大な型数に上るため、型管理に苦労するユーザーは多い。あるユーザーでは「管理すべき金型の数では数千にもなる。しかも社内だけでなく、サプライヤもあるし、必要な金型か否かの判断が難しいケースもある。どんな状況にあるか把握できていない金型もある」という。
こうした状況を受け、同社は実査棚卸、保管、DB管理運営までを総合的に請け負う「金型管理サービス」を開始した。
サービスは主に3段階に分かれる。第1段階として実査棚卸を行う。すでにサービスを提供しているユーザーでは、数百社の外注先と数千にも上る金型を調査したという。
次は調査データに基づき、必要な金型については専用倉庫で保管する。最終段階ではどこにどんな金型があるのかなどをDB化し、リアルタイムで金型の管理情報を提供する。将来的には金型の買い取りやリサイクル、ショット数の管理まで行い、予兆管理サービスまでを提供する考えだ。価格については、型数やサプライヤ数(型保管先数)、提供するサービスの範囲によって異なるため、個別対応となる。
島津社長は「金型の管理は膨大な数と手間が発生する。金型を一元管理することで、金型ユーザーの業務効率の向上とコンプライアンス向上、ひいてはサプライヤの利益に貢献したい」としている。
金型新聞 平成30年(2018年)6月8日号
関連記事
製造業の中核人材を育成 今年4月、技術とマネジメント教育を中心に、製造業に必要な中核的人材を育てること目的とした、三条市立大学(新潟県三条市、アハメド・シャハリアル学長)が開学した。地元のプラスチック金型メーカー、共和…
経営者が語る 精密加工や新分野に挑戦 2月10日号のつづき 司会 次年度には設備投資の一括償却が可能になるという話も出ていますが、投資計画に変更などありますか。 鈴木 毎年の積み重ねが重要ですからね。日本でどのようにもの…
オークマは、「サーモフレンドリーコンセプト」と2014年に実用化した「ECO suite」で実現している高い加工精度安定性と省エネ(CO2排出量削減)を両立するコンセプトはそのままに、脱炭素化社会の実現に向けて機能を強化…
鉄の板を金型でプレスすると起こる想定外の歪みや割れ。その原因を見極め、溶接と研磨で補正し、目指す品質に導いていく。解析が進化した今も、自動車のドアや骨格部品の金型は人による玉成がカギを握る。その技能を次代に教えている。 …
