金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

05

新聞購読のお申込み

日立ハイテクマテリアルズ 金型管理サービス開始
実査棚卸からDB化まで

 エネルギーや機能化学品、電子材料などを販売する日立ハイテクマテリアルズ(東京都港区、島津剛社長)は金型の実査棚卸から、保管、データベース(DB)による管理運営まで総合的に請け負う「金型管理サービス」を開始した。将来的には金型のショット数の把握などまで広げる考えで、親事業者(ユーザー)の金型に関する業務効率向上をサポートする。

 経済産業省は型管理について、下請け企業(サプライヤ)に無償で保管させるなど、適切に管理されていないことを重視し、昨年、型管理に関するアクションプランを設定。廃棄も含め、適切な金型の管理を促しており、ユーザーにとっては対応が急務となっている。

 しかし、膨大な型数に上るため、型管理に苦労するユーザーは多い。あるユーザーでは「管理すべき金型の数では数千にもなる。しかも社内だけでなく、サプライヤもあるし、必要な金型か否かの判断が難しいケースもある。どんな状況にあるか把握できていない金型もある」という。

 こうした状況を受け、同社は実査棚卸、保管、DB管理運営までを総合的に請け負う「金型管理サービス」を開始した。

 サービスは主に3段階に分かれる。第1段階として実査棚卸を行う。すでにサービスを提供しているユーザーでは、数百社の外注先と数千にも上る金型を調査したという。

 次は調査データに基づき、必要な金型については専用倉庫で保管する。最終段階ではどこにどんな金型があるのかなどをDB化し、リアルタイムで金型の管理情報を提供する。将来的には金型の買い取りやリサイクル、ショット数の管理まで行い、予兆管理サービスまでを提供する考えだ。価格については、型数やサプライヤ数(型保管先数)、提供するサービスの範囲によって異なるため、個別対応となる。

 島津社長は「金型の管理は膨大な数と手間が発生する。金型を一元管理することで、金型ユーザーの業務効率の向上とコンプライアンス向上、ひいてはサプライヤの利益に貢献したい」としている。

金型新聞 平成30年(2018年)6月8日号

関連記事

テクノア 第1回ものづくり大喜利グランプリ大賞を発表

生産管理システムなどを手掛けるテクノア(岐阜県岐阜市、058-273-1445)は同社HP上で『オチを決めるのは君だ!第1回ものづくり大喜利グランプリ』を開催し、大賞、見ル野栄司賞、テクノア特別賞、優秀賞、SNS賞の受賞…

金型と成形でシナジー
近畿精工

世に無い成形品にトライ  3次元設計を早くから取り入れ、携帯電話の爆発的な普及で実績を伸ばし、医療機器など精密分野に参入―。プラスチック金型メーカーの近畿精工は、常に取り巻く環境の変化に危機感を抱き、挑戦を糧として成長し…

ダイジェット工業 高切込み荒加工+高精度立壁加工

肩削りカッタ「ショルダー6」  ダイジェット工業(大阪市平野区、06-6791-6781)は、建設機械や金型部品などの大物部品を、無垢の材料から高切込みの荒加工や高精度な立壁加工ができる両面6コーナ仕様の高能率肩削りカッ…

ワークス ガラス両面MLA金型を開発

マイクロボール工具で加工 レンズ金型を手掛けるワークス(福岡県遠賀町、093-291-1778)はガラス製両面マイクロレンズアレイ(MLA)の金型を開発した。独自の微細なナノ多結晶ダイヤモンド(NPD)工具による加工技術…

谷ダイ・モールド 精度追求のために新工場 【特集 攻める設備投資】

機上計測で戻りない加工 自動車のエアコンの吹き出し口の「レジスター」や、ミリ波レーダーを透過できるエンブレムなどのプラスチック金型を手掛ける谷ダイ・モールド。2023年に機械加工専用の第2工場を稼働させた。狙いは「工場が…

トピックス

関連サイト