サイベックコーポレーション 顧問 平林 健吾氏 1944年生まれ、長野県出身。工作機械メーカー、プレス部品メーカーを経て、73年に信友工業(現サイベックコーポレーション)を設立。2009年顧問。18年旭日単光章を受賞。…
マーポス 切削、プレス加工の監視システム
金型分野で事業領域拡大
マーポスは1952年にイタリアで設立され、70年に日本に進出。自動車部品の計測装置や研削盤の定寸装置を始め工作機械の制御・計測装置などを手掛ける。特に金型分野ではタッチプローブでの工具やワーク計測によって金型の高精度加工を支えてきた。

小柳典雅マネージャー
その一方、この10年間で10社以上の企業にM&A(合併・買収)を実行し、製品を拡大。「今まで金型分野にはタッチプローブ以外に提案できる製品が少なかったが、幅が大きく広がった」(小柳典雅マネージャー)。その中でも注力しているのが3つのモニタリングシステムだ。
一つはアーティス社(独)の切削加工監視システム。加工機のモータ負荷や振動、工具のトルクなどを監視し、工具の摩耗状態を予測し、予防保全などに活用する。加工が長時間に及ぶ金型加工では工具欠損による加工の停止を防ぎ、生産性を向上させる。
また、金型加工だけでなく、プレスやダイカストのモニタリングシステムも提供する。その一つが「ブランカンプシステム」。プレス機の圧力や振動を監視し、カス上がりなどによる金型の異常を検知できる。もう一つが「TTVシステム」。サーモグラフィによって金型の表面温度を監視し、温度を安定化させることで巣やクラックなどの不良を抑制する。
「加工はもちろん、成形工程にも監視システムを活用することで上流工程を考えた金型づくりができ、金型の高付加価値化につなげることができる」(小柳マネージャー)。
製品を拡大し提案の幅を広げるのは、今後予測される事業環境の変化に対応するためだ。「自動車の電動化や自動化によって金型の需要構造は大きく変化するだろう。ただ、高精度な金型が求められることは間違いない。当社の製品で高精度、高品質な金型づくりにつなげてほしい」(小柳マネージャー)。
金型新聞 平成30年(2018年)10月10日号
関連記事
選ばれる企業になるために経営者の美意識によって顧客の感性に訴求する 当社は1986年に創業したカーボン素材などの高精度加工を得意とする従業員13人の会社です。主に半導体の製造工程で使用されるカーボン製治具などを手掛けてお…
EV化への対応加速 まつい・だいすけ1975年生まれ。大阪府出身。2000年龍谷大学国際学部卒。1999年同社入社(在学中にアルバイト入社)、2009年取締役製造部長、21年代表取締役に就任。座右の銘は「意志あるところに…
今年5月、日本金型工業会東部支部の若手経営者が集う『天青会』の第52代会長に就いた。会員が減少傾向にある中、「もう一度“にぎわい”を取り戻したい」。卒業したOBにもイベントへの参加を呼びかけ、交流の輪を広げる考えだ。 埼…
三菱電機は50年以上に渡って、高精度、高性能な放電加工機を開発し、付加価値の高い金型づくりに貢献してきた。近年では省人化ニーズへの対応に注力する他、金属3Dプリンタを開発するなど技術領域を広げている。同社は今後、金型業界…
