時には経営者、時には教え諭す教育者—。工場長には多様な役割が必要だ。こうしたマルチタスクをこなすために、どのようなことを意識しながら、責務を果たしているのか。現役工場長に、工場長としての哲学を聞いた。 工程管理の見える化…
『みせるばやお』からコラボ第1弾

自分で香りを調合
製造業と市民の交流の場として誕生した大阪府八尾市にある『みせるばやお』(近鉄八尾駅前、リノアス8階)の参画企業であるDIY関連のインテリア商材の企画・販売を手掛ける友安製作所(八尾市神武町)と、1924年に創業した老舗石鹸メーカーの木村石鹸工業(八尾市北亀井町)が共同で手作りアロマスプレーキット「LOMAルームフレグランスアロマミスト」を開発し発売した。
DIY×石鹸メーカー
『みせるばやお』は1つの目標として企業間コラボレーションを推進する『×88』(カケル88プロジェクト)を掲げ、今回のコラボ製品は同プロジェクトの第1弾となる。ルームフレグランスの「LOMA」は専用スプレーボトルとエタノール液、ラベンダーとオレンジの精油で構成され、専用ボトルに香りの精油を調合しながら独自の香りを作っていく。
それ以外の精油も混ぜることができるため、個性的な香り作りを楽しめるのが大きな魅力だ。同製品の精油は香りに精通する木村石鹸工業が選定し、商品ロゴなど企画は友安製作所が担当した。友安製作所本社あるいは同社が運営する「友安製作所Cafe&Bar阿倍野」、オンラインショップなどで購入できる。価格は2900円(税別)。
「自分でアレンジできることが魅力。今までにない香りのDIYを楽しんでもらいたい」と話すのは友安製作所の友安啓則社長。同社はDIY関連商材の企画・販売を手掛けており、工場のみならず販売ショップも運営している。
コラボのきっかけは木村石鹸工業が『みせるばやお』などのワークショップで好きな香りを調合するという企画を考え、友安製作所が商品化を持ち掛けたのが始まり。ワークショップを通じて社員の交流が深まり、新しいコラボ商品の開発に着手した。
友安社長は「異業種同士でもマーケットの重なる部分があり、そこは互いに競合する部分ではなく、互いの顧客にも魅力を感じてもらえる部分だと思う」とし、「コラボ商品で互いの顧客にアピールできるチャンス」と話す。
木村石鹸工業の木村祥一郎社長も「〝みせるばやお〟は子供たちにものづくりの楽しさを知ってもらうという明確な目的があり、企業同士もフラットな関係性なので、自然にコラボレーションも起こりやすい」と魅力を語る。
『みせるばやお』では金型メーカーをはじめ、多様な製造業が参画しており、今後もコラボ製品の開発は活発になりそうだ。また、友安製作所は厚生労働省の「第3回働きやすく生産性の高い企業・職場表彰」で中小企業部門の優秀賞を受賞している。
金型新聞2019年3月10日号
関連記事
オープンファクトリーシンポ 近畿経済産業局はグランフロント大阪タワー(大阪市北区)で「関西オープンファクトリーシンポジウム~企業を見せれば人が育つ⁉︎」を開き、近年盛んになってきたオープンファクトリーにつ…
プラスチック金型を製造する伊勢金型工業(三重県伊勢市)と名古屋精密金型(愛知県知多郡)は今春、技術提携を結んだ。海外を含む遠隔地に輸出した金型の修理やメンテナンスなど互いの工場を活用することや工場内の取り組み、人材育成…
ダイカスト金型メーカーの日本精機(名古屋市守山区、052・736・0611)とソディックは技術提携し、ダイカスト金型向けの大型金属3Dプリンタを共同で開発する。金型向けの金属3Dプリンタを手掛けるソディックと、プリンタで…
金型、成形品が回復 EV部品開発に力 不二精機(大阪市中央区、06-7166-6820)の2021年12月期連結売上高は、前年同期比26.3%増の74億6700万円となった。金型と成形品の両事業が回復し売上高全体を押し上…


