金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

30

新聞購読のお申込み

トリムラインを非接触測定
ニコン

 ニコン(東京都港区、03・6433・3600)は、プレス部品のトリムライン測定に適したレーザースキャナ「H120」とソフトウエアを開発し、金型業界向けに提案を強化している。属人的で作業のムラや工数の浪費が発生していたトリムラインの測定工程を効率化。数時間かかっていた測定と判定時間を数十分に短縮する。

レーザースキャナ「H120」&専用ソフト

 トリムラインの測定は通常、検具と金尺を使い数十点に及ぶ測定点を一つひとつ手作業で行う。ただ、測定に時間がかかるほか、作業者によって測定結果にばらつきが発生したり、戻り作業が必要になるため、「属人性の排除」が課題だった。

測定時間を短縮

 ニコンが開発した「H120」と専用ソフトは、技能不要で高速測定と処理を可能にする。「H120」は、既存のレーザースキャナでは難しいトリム側面のエッジ部までノイズ無く確実にデータを取得できる。また、光沢面の測定が可能なため、スプレー作業が不要となり、工程短縮につながる。

 専用ソフトは取り込んだスキャンデータを自動計算し、測定結果をレポートとして出力する。加えて、CADデータとの差異を色で分割し、トリムライン全周を一目で分かるように表示することで、問題点を瞬時に把握できる。「非接触測定の信頼度を高め、測定作業の効率化と標準化に貢献したい」(産業機器事業部・柳屋成孝氏)。

 将来はスキャンデータを活用し、トリムラインの予測にも応用する考え。柳屋氏は「トライ回数が削減でき、金型製作時間の大幅な短縮にもつながる」としている。

金型新聞2019年3月10日号

関連記事

三協オイルレス工業 加工力3.3倍のカムユニット

厚板・ハイテンに対応 三協オイルレス工業(東京都府中市、042-364-1471)はこのほど、最大加工力を同社従来品比約3.3倍の98.0kNに高めたカムユニット「SDCHL」を発売した。下置きタイプで、厚板材や高張力鋼…

DMG森精機 AGV+協働ロボ

自律走行できる搬送システム DMG森精機は加工ワークの搬送や着脱など工場内の物流搬送を自動化し、工場全体のデジタル化を実現する次世代搬送システム「WH‐AGV5」の販売を開始した。 自社開発の無軌道型AGVと人協働ロボッ…

ルッド社の反転機発売
ルッドリフティングジャパン

コンパクトで場所取らず  ルッドリフティングジャパン(大阪市西区、06・6536・8807)は、フォークリフトなどで移動しどこにでも設置できる金型反転機を発売した。反転する場所を選ばないため、金型の調整や補修作業の効率化…

富士フイルムビジネスイノベーション 企業間情報共有サービス開発

試作→量産PDCA効率化 富士フイルムビジネスイノベーション(東京都港区、03・6271・5111)は、試作工程における企業間・部門間の情報共有を可能にするクラウドサービス「3DWorks(スリーディーワークス)」を開発…

DMG森精機 あらゆる年代の工作機械の修理復旧に対応

DMG森精機は修理復旧技能研修センタを開設。最新機から生産が終了したあらゆる年代の工作機械の修理復旧に対応するため、技能を持つ人材の育成を強化し、修理時間の短縮を図ることで顧客の稼働率や生産性の向上に努める。 工作機械は…

トピックス

関連サイト