金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

06

新聞購読のお申込み

トリムラインを非接触測定
ニコン

 ニコン(東京都港区、03・6433・3600)は、プレス部品のトリムライン測定に適したレーザースキャナ「H120」とソフトウエアを開発し、金型業界向けに提案を強化している。属人的で作業のムラや工数の浪費が発生していたトリムラインの測定工程を効率化。数時間かかっていた測定と判定時間を数十分に短縮する。

レーザースキャナ「H120」&専用ソフト

 トリムラインの測定は通常、検具と金尺を使い数十点に及ぶ測定点を一つひとつ手作業で行う。ただ、測定に時間がかかるほか、作業者によって測定結果にばらつきが発生したり、戻り作業が必要になるため、「属人性の排除」が課題だった。

測定時間を短縮

 ニコンが開発した「H120」と専用ソフトは、技能不要で高速測定と処理を可能にする。「H120」は、既存のレーザースキャナでは難しいトリム側面のエッジ部までノイズ無く確実にデータを取得できる。また、光沢面の測定が可能なため、スプレー作業が不要となり、工程短縮につながる。

 専用ソフトは取り込んだスキャンデータを自動計算し、測定結果をレポートとして出力する。加えて、CADデータとの差異を色で分割し、トリムライン全周を一目で分かるように表示することで、問題点を瞬時に把握できる。「非接触測定の信頼度を高め、測定作業の効率化と標準化に貢献したい」(産業機器事業部・柳屋成孝氏)。

 将来はスキャンデータを活用し、トリムラインの予測にも応用する考え。柳屋氏は「トライ回数が削減でき、金型製作時間の大幅な短縮にもつながる」としている。

金型新聞2019年3月10日号

関連記事

AI搭載の形彫放電
三菱電機

35%の生産性向上を実現  三菱電機は昨年12月5日、AI技術で自動的に最適な制御ができる形彫放電加工機「SGシリーズ」を発売した。IoTを活用し、加工状態をリアルタイムで把握、分析することで、従来機に比べ、最大35%の…

金型製造現場向け生産管理システム7選【Breakthrough】

金型の工程は多岐にわたる上、外注先との調整、メンテナンスといった突発的な加工など管理すべき項目が多い。これらをうまく管理し、コスト競争力と短納期を実現するには、生産管理システムが欠かせない。最近では、工場全体や海外など複…

豊田自動織機 NCシミュレーションの効果的な運用手法【金型テクノラボ】

近年、金型や部品加工における加工効率を向上する「NCプログラムの送り速度を最適制御するソフト」が注目されている。当社もCGTech社製「VERICUT Force」を導入。これを最大限活用するための効果的な運用手法につい…

ヴェロソフトウェア VISI、WORKNCの新版を発売

ヘキサゴングループ(スウェーデン)のヴェロソフトウェア(東京都千代田区、03-6275-0871)はこのほど、CAD/CAM/CAEソリューション「VISI」と、CAD/CAM ソリューション「WORKNC」の新バージョ…

ブラザー工業 バリ取り専用マシンを発売

ダイカスト市場へ参入 小型マシニングセンタで有名なブラザー工業は新たにダイカスト素材のバリ取りに特化した専用マシン「デバリングセンター SPEEDIO DG‐1」を発売し、11月14日から開催された「j‐dec2024(…

トピックス

関連サイト