2020年9月30日(水)

日進工具が展示会

後藤社長に聞く 見どころと狙い

 12年ぶりに日進工具が精密微細加工に特化したプライベートショー「NSTOOLプライベートショー2020精密・微細加工技術展」。小径エンドミルはもとより、微細加工機、治具、そして切削加工ユーザーがワークサンプルを披露する。「精密微細のマーケットを作り、拡大していきたい」と話す後藤弘治社長に展示会の狙いや見どころ、精密微細加工の未来などを聞いた。

「つくる」の先をつくる

見どころは。

 精密微細の最高峰の技術が集結するのが最大の見どころ。当社の新製品だけでなく、工作機械、周辺機器メーカー、大学が出展する。何より各地の精密微細加工を得意としている加工ユーザーに多くのワークサンプルを展示頂けるのが特長だ。

なぜそこまでこだわる。

 精密微細のマーケットを作り、広げていくことが役目だと考えているからだ。今は「どこに相談していいかわからない」というレベルの精密微細加工に挑むユーザーも少なくない。「こんな加工があるのか」とか「こんなレベルの工具があるのか」と知ってもらえれば、新たな加工方法や部品が生まれるかもしれない。ユーザーが伸びればマーケットも拡大する。当社が掲げる『「つくる」の先をつくる』というのはそういうことだ。

単なる製品発表の展示会ではないですね。

 切削加工ユーザーとの最新の微細加工技術のマッチングの場といえるかもしれない。もちろん、これから精密分野に参入する方も大歓迎だ。最先端を理解しないと、ベンチマークも取れない。

精密微細の市場をどうみるか。

 明確な統計はないし測れない。例えば凄い金型を作り、それによって何千万個の部品市場ができたとする。その市場をどう判断するのか難しい。だが、当社の売上高だけ見ても、約6年で、倍増し100億円を突破した。このことからも拡大しているのは間違いない。

今後も成長するか。

 精密な車載部品が増えているし、スマホもカメラの搭載は増加している。5Gでも精密微細化は進むので、成長市場だと思う。ただ、先にも言ったように、その市場を創っていくのが当社の役割だ。15年前に0・01㎜のエンドミルを開発した時に「何に使うのか」という懐疑的な意見が出た。今は0・05㎜の市場ができつつある。0・01㎜があるのなら「この加工ができるのではないか」と感じた顧客が市場を作ってくれたからだ。こうした前例がないものを世に問うことで、市場を広げていきたい。

金型しんぶん 2020年1月10日

[ インタビュー ][ トップインタビュー ][ 金型新聞 ] カテゴリの関連記事

前年同月比 5.2%増の314億3,900万円
6月金型生産実績

表の見方 型種別生産の数量、重量、金額と前年同期比増減率(%)を記しています。内製は合計の内数です。2011~2019年は1年、2019年6月~2020年6月は1カ月の値です。 プレス型は16.7%増、プラ型は18.0% […]

フェイスシールドとアイシールド
ワールド工業

病院や鹿屋市に寄贈  プラスチックやダイカストの金型を手掛けるワールド工業(兵庫県宝塚市、0797・76・6473)はこのほど、本社のある宝塚市の宝塚第一病院などにフェイスシールドやアイシールドを寄贈した。  新型コロナ […]

フェイスシールド製作
城南村田

コロナをチャンスに  「金型メーカーとして、コロナ禍で何かできることはないかと思ったのです」。そう話すのは、金型技術を活かし、フェイスシールドを作成した城南村田(東京都大田区、03-5744-3555)の青沼隆宏社長。 […]

トピックス

関連サイト