金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

NOVEMBER

28

新聞購読のお申込み

【金型生産実績】2020年6月 5.2%増の314億3,900万円

表の見方 型種別生産の数量、重量、金額と前年同期比増減率(%)を記しています。内製は合計の内数です。2011~2019年は1年、2019年6月~2020年6月は1カ月の値です。

プレス型は16.7%増、プラ型は18.0%増

詳細は表をクリック
詳細はグラフをクリック
詳細はグラフをクリック

 2020年6月の金型生産は、前年同月比5.2%増の314億3,900万円、前月比で18.7%増と回復傾向となった。数量は前年同月比27.7%減の3万3,272組、重量は12.1%増の11,342トンとなった。

 中でもプレス用型は、数量が前年同月比23.8%減少したものの、金額は同16.7%増の129億6,200万円、プラスチック用金型も数量が同18.5%増の2,968組、金額は同18.0%増の121億3,100万円と大きく回復した。一方で、鍛造用金型は同58.9%減の11億3,100万円、ゴム用金型も同33.9%減の5億9,600万円と大幅に減少した。自動車生産減少の影響が考えられる。ダイカスト用金型も、同3.4%減の35億800万円、鋳造用金型は、同3.9%減の4億9,600万円、粉末冶金用金型は、同15.6%減の4億2,300万円と落ち込んだ。ガラス用金型は、同4.4%増の1億9,100万円と微増した。

 機械工具業界では、6~7月に底打ち感があるものの、やはり自動車生産・開発の一層の回復に期待したい。中国だけでなく、欧米やアジア地域の経済回復も待たれる。

金型新聞 2020年9月10日

関連記事

本紙アンケート×統計データで読み解く金型の現況<br>金型メーカー業績回復

本紙アンケート×統計データで読み解く金型の現況
金型メーカー業績回復

需要戻り、社数減少  金型業界に激震が走ったリーマン・ショック(2008年)から約8年半経ち、金型メーカーの業績が回復している。自動車や半導体向けの需要が回復した一方で社数が減り、勝ち残った会社に仕事が集まっている。ただ…

11月の金型生産実績

11月の金型生産実績

前年同月比 5.1%増の347億7,100万円 プレス型は3.3%増、プラ型は8.9%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2016年10月の金型生産実績をまとめた。それによ…

価格の引き上げ急務 業界を挙げた取引環境是正へ【特集:どうする値上げ】

金型の製造コストが上昇している。金型の母材として多く使われる工具鋼や、各種金型部品などが相次いで値上げされたためだ。加えて、工場稼働に必要な電気料金も依然、上昇傾向にある。金型メーカー各社は、取引先への価格の引き上げ交渉…

金型3月生産実績 前年同月比7.8%減の384億7,200万円

プレス用金型は12.9%減、プラ用金型は2.6%減 2022年3月の金型生産は、前年同月比7.8%減の384億7,200万円となった。前月比では43.4%増と大きく増えた。数量は前年同月比8.5%減だが、前月比では5.4…

2025年2月金型生産実績 前年同月比 6.7%減の247億円

プレス用金型は2.3%増、プラ用金型は17.7%減 2025年2月の金型生産は、前年同月比6.7%減の247億378万円となった。前月比では11.0%増だった。数量は前年同月比9.6%増、前月比では26.1%の大幅増とな…

トピックス

関連サイト