ミスミグループ本社(東京都文京区、03-5805-7050)はこのほど、金型冷却用継手の10個入りパックを発売した。通常標準単価に比べ、1本当たり最大25~30%のコストダウンが可能。1本当たりの単価は120円(税別)か…
抜き加工のカス上がり防ぐ〜ハルツ〜
独自のボタンダイ開発

プレス金型メーカーのハルツ(横浜市金沢区、045-783-8601)はこのほど、抜き加工のカス上がりを防ぐボタンダイを開発した。ダイの内径にボールプランジャーや凸材を埋め込み、抜きカスが上がるのを抑える仕組み。カス上がり対策に課題を抱えるプレスメーカーや金型メーカーからの需要を見込む。
「ボールプランジャータイプ」と「凸タイプ」の2種類。ボールプランジャータイプはばねを内蔵し、力が加わると内部に沈み込む。一方、凸タイプは焼入れ材などを埋め込み、クリアランス内で突出させた。両タイプともダイからパンチを抜くときに抜きカスが引っかかり、カス上がりを防ぐ。
これまでカス上がりは、ダイを逆テーパー形状に加工したり、エアで吸引したりと様々な対策が取られてきた。同社が開発したボタンダイは、簡単に交換でき、導入も容易で、メンテナンス性にも優れる。
今後は製品化に向けてコイル材を使用し、量産を想定したテストを行う。近藤大輔社長は、「カス上がりを課題としている企業は多く、一定の需要があるとみている。動画やCGなどの販促ツールを作成しPRしていきたい」としている。
金型新聞 2020年10月2日
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