金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

10

新聞購読のお申込み

堀江亜衣奈さん 醍醐味は職人技の瞬間【ひと】 

阪村エンジニアリング製造部 製造グループ 堀江 亜衣奈さん(22)

「六角パンチやピンの研削加工では多少寸法のズレが発生するため、補正するのが常ですが、狙い通りに寸法がハマッた瞬間はヨシッとガッツポーズします」と笑顔を見せるのは堀江亜衣奈さん(22)。精密鍛造金型や部品を手掛ける阪村エンジニアリング(京都市伏見区)でスイス製の工具研削盤「ロロマティック」を担当して5年、機械加工の楽しさを実感している。

堀江さんは京都府北部に位置する京丹後市出身。「音楽フェスが好きで、市内へ上京したかった」と求人を見て入社を決断。高校は機械科を卒業したが、「金型は数回授業で習ったぐらい」と、入社した当時は専門用語が分からず不安な日々を過ごしたが、持ち前の明るさや計画性、先輩に相談しながら仕事に励んでいく。入社時からロロマティックを担当しており、「とにかく心配性なので慎重に」と、1つ1つの工程を確認しながら作業するが、当初は確認ミスでロスが発生するなど苦労もあったようだ。

「慣れてきたのは3年目から」と加工プロセスや工程の段取りを考え、寸法通りに加工ができるまで上達し、1発で目標寸法が狙えるよう機械と向き合う。「次の目標は品質の安定です。同じ条件で30本加工しても、1本だけ不良が出る場合があります。不良が出ないように砥石の状態を見極める観察眼を鍛えたいですね」と彼女の挑戦は続く。

金型新聞 2023年5月10日

関連記事

【鳥瞰蟻瞰】牧野フライス製作所プロジェクト営業部スペシャリスト・山本英彦氏「日本メーカーの力が持続可能な社会の実現には必要」

大事なのは、自信を持つこと日本メーカーの力が持続可能な社会の実現には必要 1983年に牧野フライス製作所に入社してから、海外畑を歩んできました。キャリア当初は、アメリカ向け立形マシニングセンタや放電加工機の営業支援を担当…

リーダーの条件[part1] 経営のカリスマが心掛けていること

サイベックコーポレーション 顧問 平林 健吾氏  1944年生まれ、長野県出身。工作機械メーカー、プレス部品メーカーを経て、73年に信友工業(現サイベックコーポレーション)を設立。2009年顧問。18年旭日単光章を受賞。…

田口型範 社長 田口 順さん(70)
〜ひと〜

親子2代で旭日単光章を受けた  昨年11月、秋の叙勲で「旭日単光章」を受賞した。創業以来72年連続で黒字経営を続けたこと、2007年に経済産業省から「元気なモノ作り中小企業300社」を受けたことなどが認められた。「個人で…

―スペシャリスト―ファム<br>±2ミクロンの要望に応える

―スペシャリスト―ファム
±2ミクロンの要望に応える

測定ゲージで未来拓く 高級自転車部品や自動車部品などの加工品質を検査するためのゲージを手掛ける会社がある。創業29年のファム。精密金型部品で培ったノウハウを生かし、ゲージも製作。超精密なゲージを安定して作れる技術力で、メ…

鋳造に独自の新工法
マツダ

特集 次世代車で変わる駆動部品の金型鋳造に独自の新工法  次世代自動車の技術は電動化に限らない。注目されるのがエンジンの進化だ。燃費性能を追求する新型エンジン「スカイアクティブ」。多くの自動車メーカーが電動化に力を入れる…

トピックス

関連サイト