出展各社の見所、小出会長(日本金型工業会)がレポート 新型コロナの感染が拡大し金型関連企業も県外への外出を自主規制する動きが広がる中、インターモールド2021では初の試みとして開催初日の4月14日、展示会場の様子を撮影…
インターモールド名古屋 総集編
金型加工技術の専門展「インターモールド名古屋」(日本金型工業会主催)が6月21~23日の3日間、ポートメッセ名古屋(名古屋市港区)で開催された。工作機械や切削工具、金型メーカーなど338社・団体が492小間に出展した。金型メーカーなど2万6766人(速報値)が来場した。

段取りや補修を自動化
展示で目立ったのは、属人化を解消する技術。新日本工機は加工前の段取りから加工後の補修、判定までを自動化する「金型加工自動化ソリューション」を紹介。ゴーショーは切削、研削が1台で可能な5軸加工機を展示し、荒~仕上げをワンチャッキングで加工できる技術を紹介した。
東海理化SmartCraftは工具の焼き嵌め工程を自動化する装置を展示。共和電業は金型やプレス機に格子柄のシートを張り付け、それを高精度カメラ撮像することで、プレス機全体の挙動を把握できるシステムを展示した。
ソフトウエアでは、応用技術がこれまでCAMごとに管理・登録されていた工具情報や切削条件、加工工程などを一元化できるシステム「MillEdge.hub(ミレッジハブ)」を紹介した。MAZINは金型内部の変化から成形品の良否判定を行い、成形条件を自動で調整するAIを展示した。

金型2社が共同出展
また、自動車の大型部品を一体成形するダイカスト技術「メガキャスト」を意識した展示も見られた。米谷製作所と共和工業は共同で出展し、同技術に対応した金型技術をアピールした。プロテリアルは強度や靭性を向上させたダイカスト金型用鋼の新材種「DAC‐i」を紹介。新日本工機もダイカスト金型のワークピースを展示し、大型の5軸加工機などを訴求した。

省エネ性能さらに向上
その他、環境対応技術も注目を集めた。牧野フライス製作所は工場環境に合わせた最適化制御によって消費電力を削減する機能「eSTABILIZER(イースタビライザー)」を搭載した立形5軸マシニングセンタ「V56iPLUS」を展示。カナックは同社独自のガス窒化処理「カナック処理」を施すことによるCO2削減効果をアピールした。
会場内ではカーボンニュートラルをテーマとした講演会や、金型メーカーやプレス加工メーカーの若手によるパネルディスカッションなども行われ、立ち見を含む聴講者でにぎわった。
金型新聞 2023年7月10日
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