金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

APRIL

29

新聞購読のお申込み

武林製作所の千田氏が「八尾ものづくり達人」

加工効率高める金型を設計

歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の金型設計技術者・千田雄一さんが、2023年の「八尾ものづくり達人」に選ばれた。金型の加工効率や品質を高める卓越した設計の技能が認められた。

歯ブラシの金型は滑らかな曲面や精密な穴がある。千田さんはそれらの加工で工具のビビりを抑えたり、適切な送り速度に制御したりする設計ができる。金型に応じて最適なCADを使いこなし、その操作スピードも極めて速い。

かつて自動車部品の金型設計に携わった経験も役立っている。「培った経験とノウハウを生かし、後工程(加工)を考慮した設計とその仕事の正確さ、かつ早さで金型の生産効率や品質に大きく貢献してくれている」(武林美孝社長)。

「賞を頂けて光栄。技能向上を目指し日々取り組んできたことが認められて良かった」と千田さん。八尾ものづくり達人は同一職種に15年以上従事し35歳以上の優れた技術・技能者に贈られる。武林製作所では、前工場長の山口勝彦さん、現工場長の角谷秀利さんに続いて3人目となった。

千田氏

金型新聞 2024年1月10日

関連記事

日型工業 金型技術ライセンスを供与 知財戦略でビジネスモデル変える【金型の底力】

金型を売り切るだけでなく、金型技術を活かし、収益をどう安定化させるかー。金型メーカーにとって普遍的な課題だ。鋳造型を手掛ける日型工業は独自技術を他社にライセンス供与し、収益化につなげている。「多くの人に使ってもらうことで…

下野精密 〜我ら金型応援隊〜

超硬加工なら任せて  「大事なのはQCDだ。品質が良く、価格は高すぎず、納期も短い。バランスが大事」と話すのは下野精密の下野武志社長。創業から超硬やセラミックスにこだわり、半導体や自動車関連の金型・部品を製作。精度は交差…

元本田技研工業 田岡秀樹氏に聞く【特集:自動車金型の未来】

電動化に3つの方向性 電動化やギガキャストで変わる自動車づくり。元本田技研工業で型技術協会の会長も務めた田岡秀樹氏は「自動車業界はゲームチェンジの局面を迎えており、破壊的なイノベーションが起きている」とみる。一方で「中小…

堀江亜衣奈さん 醍醐味は職人技の瞬間【ひと】 

「六角パンチやピンの研削加工では多少寸法のズレが発生するため、補正するのが常ですが、狙い通りに寸法がハマッた瞬間はヨシッとガッツポーズします」と笑顔を見せるのは堀江亜衣奈さん(22)。精密鍛造金型や部品を手掛ける阪村エン…

差別化できる設備投資、従来とは違う戦い方で次世代につないでいく 中村稔氏(日新精機社長)【鳥瞰蟻瞰】

当社は創業から50年間、冷間圧造金型一本で事業を続けてきました。しかし、10年後も同じように事業を続けていられるかというと、そうは考えていません。今ある仕事は相当減っていると思います。感覚的な予測になりますが、だいたい3…

トピックス

関連サイト