インド・ムンバイ出身。2018年に来日し、プラスチック金型メーカーの明輝に入社した。担当は設計。自動車内外装品や機能部品など大小様々な金型を手掛けている。 金型技術者だった父親の影響で幼い頃から金型に興味を持っていた。地…
武林製作所の千田氏が「八尾ものづくり達人」
加工効率高める金型を設計
歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の金型設計技術者・千田雄一さんが、2023年の「八尾ものづくり達人」に選ばれた。金型の加工効率や品質を高める卓越した設計の技能が認められた。
歯ブラシの金型は滑らかな曲面や精密な穴がある。千田さんはそれらの加工で工具のビビりを抑えたり、適切な送り速度に制御したりする設計ができる。金型に応じて最適なCADを使いこなし、その操作スピードも極めて速い。

かつて自動車部品の金型設計に携わった経験も役立っている。「培った経験とノウハウを生かし、後工程(加工)を考慮した設計とその仕事の正確さ、かつ早さで金型の生産効率や品質に大きく貢献してくれている」(武林美孝社長)。
「賞を頂けて光栄。技能向上を目指し日々取り組んできたことが認められて良かった」と千田さん。八尾ものづくり達人は同一職種に15年以上従事し35歳以上の優れた技術・技能者に贈られる。武林製作所では、前工場長の山口勝彦さん、現工場長の角谷秀利さんに続いて3人目となった。

金型新聞 2024年1月10日
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