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マーポス 画像解析式ツールセッター「VTS」で工具の状態をもっと見える化
繰り返し精度0・2μmで測定

精密金型の加工では、サブミクロン単位の寸法精度が求められる。切削工具の摩耗や刃先状態のわずかな変化が品質に直結するため、工具状態の正確な把握は欠かせない。また近年は、半導体や光学部品、医療機器に使われる石英ガラスやセラミックスといった脆性材料への加工需要も高まり、微細・精密加工における工具管理の重要性はいっそうと増している。
こうした中、マーポス(東京都大田区、03・3772・7011)は、画像解析式ツールセッター「VTSシリーズ」の提案を強化している。同製品は、CCDカメラによる画像解析で、繰り返し精度0・2μmでの測定を実現。最小解像度0・1μmで撮影した画像から、工具の先端位置・長さ・径・振れを自動で測定し、補正する。光を投影して反転させた影の画像から加工前後の刃先輪郭を比較し、摩耗や欠けなど損耗状態をモニタリングできるのも特長だ。解析した画像データは保存して工具状態の変化履歴の管理もできる。
ソリッド工具に加え、インサートタイプやフライスカッターなど複数刃の工具にも対応。各刃を1枚ずつ測定し、システムへの事前登録なしで工具形状を自動認識するため、段取り時間の短縮にも寄与する。


機械での加工中はカメラ部分をシャッターで保護し、測定時はエアブローで切りくずやクーラントを除去することで精度の狂いを防ぐ。防水・防塵性能はIP67レベルを誇り、過酷な加工環境でも安定した稼働を実現する。
主要CNC装置との互換性も高い。シーメンス、ハイデンハインのほかファナック、オークマ、ヤマザキマザックなど各メーカーに対応し、既存設備への導入も容易だ。
シリーズには3種類をラインアップした。主に小径工具向けの「同SF−45」は、本体サイズがW187㎜×H120㎜×L83㎜の小型設計で、φ40㎜までの工具径に対応。さらに、φ80㎜までに対応の「WF−85」とφ165㎜までの「WF−170」を揃え、微細加工からターニング、5軸加工まで広く現場のニーズに応える。
太田峻輔プロダクトマネージャーは「対応範囲内であれば、どんな形状の工具でも高精度に自動で測定が可能。従来は難しかった研削工具でも、砥石表面の状態を細部まで観察できる。属人的だった工具測定の自動化に貢献する」と話す。
同製品は昨年10月に開催された「メカトロテックジャパン2025」(ポートメッセなごや)にも出展され、来場者の注目を集めた。
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