金型の工程は多岐にわたる上、外注先との調整、メンテナンスといった突発的な加工など管理すべき項目が多い。これらをうまく管理し、コスト競争力と短納期を実現するには、生産管理システムが欠かせない。最近では、工場全体や海外など複…
シー・アイ・エム総合研究所 Dr.工程シリーズを刷新
より安価に多くの機能を利用
シー・アイ・エム総合研究所(東京都目黒区、03・5745・1181)はこのほど、個別受注生産に特化した工程管理システム「Dr.工程シリーズ」を刷新し、「Dr.工程Naviシリーズ」を発売。製品バリエーションの増加により、ユーザーはより多くの選択肢から最適なものを選ぶことができる。
新シリーズは工場の規模や管理体制に合わせ、①「Dr.工程Navi Basic(現場主導型の日程調整)」、②「Dr.工程Navi Standard(人または設備の単一リソースを自動スケジュール)」、③「Dr.工程Navi Enterprise(人と設備の複数リソースに対し、細かい条件設定を加味した自動スケジュール)」の3つのエディションを用意する。管理体制にフィットするエディションを選択して導入でき、運用レベルに合わせてシステムのレベルアップが容易となる。
新シリーズは、より安価に多くの機能を利用できるのが特長だ。使用するデータベースをOracle(オラクル)からオープンソースのPostgre(ポスグレ)SQLに変更したことで、導入コストを削減。顧客からニーズが多かった大日程ベースの日程管理機能を全エディションで利用可能にした。「大日程ベースの日程管理は、受注単位で何をいつまでにやるかといったマイルストーンに特化した管理が可能。全体像を把握し、対策を検討できるため、この機能を利用したいという声は多かった」(五十嵐哲哉取締役)。
また、オプションだった原価管理機能やCSVファイルの取り込みインターフェ—スを全エディションに標準装備。多言語環境(マルチランゲージ)にも対応している。「新シリーズは同一のシステム基盤で開発したため、機能追加時に全エディションへスムーズに反映できる。顧客の要望に対し、柔軟な対応が可能だ」(五十嵐取締役)。システムの導入は、買い切りとサブスクリプションから選ぶことができる。
今後はさらなるシステムの改良を進める。五十嵐取締役は「見積もりや、注文書の印刷などの購買機能を追加したい」と話す。また、「将来的には、工作機械の動作を感知し、自動的に生産計画を更新する連携機能なども視野に入れている」と語った。

金型しんぶん2026年5月10日号
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