金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

03

新聞購読のお申込み

松井製作所 金型温調器を発売

大型や多数個取りにも対応

プラスチック成形用設備・システムの製造販売を手掛ける松井製作所(大阪市中央区、06・6942・9555)はこのほど、金型温度調節器「MC6シリーズ」を新発売した。同製品は、大型金型や多数個取りの成形にも対応が可能。水管数が多く、形状が複雑で温度管理が難しい金型においても、強力な吐出能力によって安定した温度管理を実現する。

同シリーズには多段式渦巻ポンプを採用。流量の増大化が図られており、多様な成形条件に柔軟に対応する。ポンプはステンレス製で、防錆性に優れ、低振動・低騒音を実現した。

「MC6シリーズ」

コントローラー部分には、「PID制御(フィードバック制御)」が搭載されており、設定温度と実際の温度の差を自動的に補正する。また、即応性に優れた「SSR(無接点リレー)」を用いたヒーター制御と、応答性に優れた「K熱電対」を温度センサーとして採用し、高精度な温度管理を可能にしている。

ラインアップには、最大流量42L/分~250L/分(50‌Hz稼働時)までに対応する4つのモデルを揃えた。内部レイアウトの見直しにより、従来の機能性を損なうことなく小型化を実現し、現場のスペース効率を大幅に向上させる。

コントローラー部分をタッチパネルに変更するオプションを用意し、視認性と操作性を高めた。ほかにも給水フィルターやマニホールドの変更などもオプションに取り揃える。

英語と中国語はもちろん、スペイン語、ポルトガル語、韓国語、タイ語と多言語に対応しており、外国人従業者も扱える仕様となっている。

昨年の12月に発売し、この2月より順次出荷を開始していく予定で、販売価格は現在調整中となっている。

また、同社は製品導入時に国際基準規格「OPC—UA」にも対応する。

産業通信用のデータ交換標準で、製品導入時に接続する機器や管理システム、メーカーに関係無く安全で信頼性の高いデータ交換が可能となる。 プラットフォームに依存せずリアルタイムの生産データや履歴データを監視制御システムと連携させて管理できることから、近年はプラスチック成形業界でもこの技術の普及が進んでいるという。

金型新聞 2025年1月10日

関連記事

TOWA 過去最高益を更新 22年3月期

半導体事業がけん引 TOWAが5月12日に発表した22年3月期の連結決算は売上高506億6600万円(前年同期比70.6%増)と過去最高を記録した。営業利益は115億500万円(同3.2倍)となり、全利益で過去最高を更新…

松村精型 見積効率化や戻りない金型づくり【特集:デジタル活用術】

作業を細分化し、デジタル管理 低圧鋳造やダイカスト金型を手掛ける松村精型は、加工や設計などの作業単位を細分化し、コード化して管理している。作業ごとの分析や改善を徹底し、手戻りのない金型づくりを進めるほか、コードに製造コス…

金型メーカー 人事

敬称略、カッコ内旧職 三井ハイテック 3月1日付 成田和雄(モーターコア事業本部長付部長)モーターコア事業本部モーターコア事業企画部長兼グローバル企画部長 国枝亮(モーターコア事業本部モーターコア事業企画部長兼グローバル…

SUBARU 仮想的合力とゲームエンジン活用しスクラップ落下をシミュレーション

スクラップ落下率は90.7%から97.1%に向上、金型設計も変革 SUBARUはシミュレーションを活用し、プレスラインのスクラップ落下不良を削減するための仕組みを考案した。「スクラップの落下不良は金型の破損などを引き起こ…

武林製作所 千田氏がなにわの名工、山中氏が八尾ものづくり達人

加工効率高める金型設計 歯ブラシのプラスチック金型を手掛ける武林製作所(大阪府八尾市、072・998・1207)の技術者、千田雄一氏と山中慎也氏はそれぞれ2024年の「なにわの名工」(大阪府)と「八尾ものづくり達人」に選…

トピックス

関連サイト