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ソディック ポンプにインバータ搭載 電気使用量最大5割減【特集:放電加工〜最新技術はこう使え〜】

省エネ効果を大幅向上

ソディックはワイヤ放電加工機、形彫放電加工機の省エネ機能を強化している。放電加工液の循環などに使うポンプにインバータを搭載。非稼働時間にポンプを動作させないことなどにより、従来機種に比べ、約5割の電力使用量の削減に成功した。

電気料金の高騰が続く中、電力使用量の削減に頭を悩ます金型メーカーは多い。ソディックが着目したのはポンプの制御。加工開発部放電条件開発課の山田久典課長は「非稼働時間にも加工液を循環させる必要があるため、ポンプの電力消費が最も多く、加工機全体の電力使用量の6割程度に上る。ポンプをインバータ制御することで電力を抑えることができる」。

加工液の循環などに使うポンプにインバータを搭載した

そこで、ポンプの稼働を最適に制御するために、高速・高性能ワイヤ放電加工機「ALⅰGシリーズ」と、形彫放電加工機「ALシリーズ」に、新たに開発した「省エネポンプシステム」を採用した「+(ぷらす)」シリーズを追加した。

「ALⅰG+」では送液、循環、噴流に使う全てのポンプにインバータを搭載。加工時に使用する上下噴流の流量をモニタリング・制御することなどで、1日12時間、月20日稼働など特定の条件下で、1年間で最大50%の消費電力の削減に成功した。「省エネ制御なしでは、35000kWhだった電力量を17700kWhにまで削減できた」(山田氏)という。

省エネポンプシステムを採用した型彫放電加工機「AL40G+」

「AL+シリーズ」でも同じくポンプをインバータ制御し、1日12時間、月20日、1年間稼働させた。「加工準備状態のポンプの稼働を抑えることなどで、従来機では14999kWhだった電力量を7012kWHと53%削減できた」。

山田課長は「+シリーズでは電気使用量を抑えるだけでなく、省エネ効果が高いため、省エネ補助金などの採択率も高いという利点もある。今後も金型メーカーの課題に対応した機能の開発を進めたい」。

金型しんぶん2025年12月10日号

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