金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

16

新聞購読のお申込み

岩手に新工場
明輝

東北で金型補修

車のサポート要求に対応

東北でバンパーなど大型の金型を製造・補修できる金型メーカーが少なく工場の新設を決めた

 明輝(神奈川県厚木市、046-224-2251)は、一関工場(岩手県一関市)の敷地内に第2工場を新設する。4月着工、10月稼働予定。新たに自動車部品などのプラスチック射出成形用金型のメンテナンス事業を手掛ける。将来的には金型加工設備の導入も検討しており、東北地区での大型金型のサポート需要の取り込みを狙う。

シボ加工までトータルで

 国内の生産拠点としては、神奈川工場(神奈川県厚木市)、厚木工場(同)、一関工場に次ぐ4拠点目。生産拠点の新設は、2009年のスロバキア工場(現在閉鎖)以来、11年ぶりとなる。

 建物と設備の投資額は約2億5000万円。新工場の建物面積は約530平方メートル。つり上げ荷重30tのクレーンやダイスポッティングプレス(300t)、レーザー溶接機などを導入する。

 これまで一関工場でできなかった大型金型の修理、改造、最終調整を行う。本社工場などから送る金型に加え、他の企業の金型メンテナンスも引き受ける。また、敷地内には、シボ加工メーカーの棚澤八光社(大阪府東大阪市)の工場も併設し、シボ加工も手掛けられるようにする。

 一関工場は現状、型重量5tまでしか製造できないが、24年までには新工場に大型金型が製造できる加工設備を導入する予定。「将来的には、大型金型の製造・試作からシボ加工まで一気通貫で提供できる体制を目指す」(黒柳貴宏社長)。

 得意先のトヨタ自動車東日本(宮城県大衡村)が東北地域に生産集約する中、同地域に自動車のバンパーやグリルなどといった大型金型を製造、メンテナンスできる企業が少なく、顧客の利便性の向上を図るために新設を決めた。「金型の修理をするにも製造元によっては、往復4日の輸送時間を要するため、顧客の生産計画調整、在庫積上げ、輸送手配
などの負担も
考えると現地でのサポート需要は十分にある」(黒柳社長)。

 自動車関連分野に加え、新規分野の開拓も狙う。「これまで培ってきた人材と技術地盤を活かすとともに、棚澤八光社とも上手く協業しながら、新規分野の需要も取り込んでいきたい」(黒柳社長)。

金型新聞 2021年2月10日

関連記事

鈴木 21年7–12月期決算

部品事業が好調を維持 鈴木の2021年7—12月期決算は、売上高117億4100万円(前年同期159億3100万円)となった。「収益認識に関する会計基準」の適用で、前期とは単純比較できないが、金型事業は低調な一方、部品事…

【検証】変わる金型基金 新たな船出<br>解散後、新制度に移行

【検証】変わる金型基金 新たな船出
解散後、新制度に移行

 今年11月をめどにいったん解散し、新制度への移行を進める日本金型工業厚生年金基金(上田勝弘会長)。なぜ制度移行なのか。加入者にどんな影響があるのか。基金の存在意義や、制度移行を連載企画で検証する。1回目は年金制度の仕組…

マイクロリンク LED電球の販売開始

 工場向けIoTサービス「IoT GO」を手掛けるマイクロリンク(名古屋市西区、052-688-0521)はこのほど、LED電球の販売を始めた。同社は国内メーカーとタイアップし、高品質かつ低価格な商品をラインアップし、販…

群馬県金型工業会 創立50周年記念式典を開催

群馬県金型工業会 創立50周年記念式典を開催

より一層の発展を決意  群馬県金型工業会(羽鳥基宏会長)は1月29日、太田ナウリゾートホテル(群馬県太田市)で創立50周年記念式典を開いた。会員企業や群馬県副知事の荻澤滋氏をはじめとする来賓など約80人が出席し、講演会や…

明輝 黒柳会長お別れの会、500人が参列

プラスチック金型メーカー、明輝(神奈川県厚木市、黒柳貴宏社長)の会長で5月5日に78歳で亡くなった黒柳告芳氏の「お別れの会」が7月24日、東京千代田区の東京會舘で開かれた。取引先や業界関係者、OBなど約500人が参列し、…

トピックス

関連サイト