自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマは設立50周年を迎えた昨年度、新たな中期経営計画をスタートした。その3カ年のプロジェクトは金型製作期間を半減するなど競争力の再強化を目指す。EV化が加速するなど取り巻く経営環境…
【ひと】七宝金型工業営業部・松岡咲希さん(25) 女性が活躍する職場へ
女性が活躍する職場へ

「友達に金型を知っている人はいなかった」と話すのは七宝金型工業の松岡咲希さん。同社社長を務める父の影響で入社し、現在入社4年目。仕上げやCAM課を経て、昨年から営業部に所属し、訪問から見積もり依頼、修正案件をこなす日々。「受注からトラックを運転し、納品、立ち合いテストまで行っています」と20社ほど顧客を担当。
「人に説明するのが苦手」という彼女は当初、技術的な打ち合わせなど苦労したが、自社の強みである金属3Dプリンタや5軸加工など技術について勉強を重ね、新型案件を受注できるまで成長した。「これまでリピート案件が多かった中、とても嬉しかったのに誰も褒めてくれなかった」と笑う。現在は英語やタイ語など語学力を活かし、メキシコなど海外案件を担当する重要な役割を担う。
そんな彼女の夢は『金型業界の普及』。業界内はまだ女性の割合が少なく、業界課題の1つと言われている。「自分もそうであったように、1人で悩んでいる女性に寄り添いたい」と女性活躍を推進する日本金型工業会の『かながた小町』に参加。「金型メーカーでも女性が活躍できる場所はある」と、金型を女性や一般の人まで知られる存在にしたいと強い意志を持つ。「今は中小企業診断士やスペイン語など勉強に励み、経営に活かせる知識を身に着けていきたい」と努力を惜しまない。
金型新聞 2021年3月10日
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