今年5月、日本金型工業会東部支部の若手経営者が集う『天青会』の第52代会長に就いた。会員が減少傾向にある中、「もう一度“にぎわい”を取り戻したい」。卒業したOBにもイベントへの参加を呼びかけ、交流の輪を広げる考えだ。 埼…
【ひと】住友電工焼結合金金型開発室長 ・栢野正治さん 技能検定への功労が瑞宝単光章に

技能検定に挑む技術者の目は普段のそれと輝きが異なるという。レベルの違う課題に出会い、技術の海の広さと、自らを知る。「受検者のそうした『成長』の一端に携われることが嬉しい」。
岡山県の技能検定委員として機械加工や放電加工を担当する。務めて25年、多くの技能士育成に貢献してきた。功労が称えられ、昨年、春の叙勲で瑞宝単光章を受章した。
入社当時、岡山の本社工場の金型部門は自社で使う金型の補修をしていた。しかしその年、新作部門が発足し、立ち上げメンバーに。金型の経験は無く、新作部門のある伊丹工場で基礎から学んだ。
手掛けるのは自動車部品などの粉末焼結金型。「薄肉化や複雑化する部品の品質や生産性を左右するのは金型」。技術開発に日々挑み、最適な強度で拘束し金型の寿命を延ばす独自の焼き嵌め法などを開発してきた。
技能検定委員に選ばれたのは入社9年目。放電や研削などの加工技術、金型、プレス成形に至る生産技術の広い知見が評価された。今も続けるのは受検者と下積み時代の自らが重なり「背中を押したくなる」からだ。
金型づくりでこれからの課題は、機械化の領域を広げていくこと。「加工はできる限り機械に任せて品質を安定させたい」。ただ、「機械化の方法を考えるのは人。育成にもっと力を入れていきたい」。
金型新聞 2021年4月10日
関連記事
自動車のボデー部品や排気系部品など手掛けるフタバ産業は1470MPa超ハイテン材の冷間プレス部品の量産を確立、今年1月に発売した新型プリウスに採用された。先代プリウスはホットスタンプを用いた部品を採用していたが、冷間プレ…
この人に聞く2018 今年4月に樫山金型工業から社名を変更した「コガネイモールド」。携帯電話を中心としたプラスチック金型で一時代を築いた同社だったが、スマートフォンの登場によって需要が激減。しかし、一昨年に空圧機器メー…
プレス金型やウレタン発泡成形金型を手掛ける黒田機型製作所は今年4月、事業再構築補助金を活用し、金属3Dプリンタを導入した。高い冷却効果が求められるバイオ樹脂向けの金型開発に着手する。主力の自動車業界に加え、新たな事業の柱…
ダイカスト金型メーカーの日本精機は金属3Dプリンタを活用した金型づくりに本格的に乗り出す。7月に金属3Dプリンタ2台を導入した。きっかけはSKD61相当材で造形が可能になり、金型への適用領域の可能性が広がってきたこと。ま…


