金型部品3社の2026年3月期業績予想は米国の関税措置などの影響により、全社減収を見込む。関税政策を巡る高い不確実性が続く中、設備投資の先送りなどが懸念され、各社需要が減少するとみている。 パンチ工業は、減収減益を見込む…
日本コーティングセンター 愛知に新工場
大型プレス金型を開拓

日本コーティングセンター(神奈川県座間市、046-266-5800)はこのほど、愛知県岩倉市に新工場を設立した。投資額は約9億円。金型やホブカッター、ピニオンカッターなどの表面処理を手掛ける。半導体関連の機械部品や大型プレス金型などの市場を開拓する。
新工場「名古屋第1工場」の敷地面積は約9000平方メートル、建物面積は約1800平方メートル。西日本の主力工場として位置付け、受注の拡大に応じて増床も視野に入れる。これまで本社工場(神奈川県座間市)で手がけていた大型プレス部品用金型のPVDコーティングや、半導体関連の機械部品の被膜、DLC処理「スリックコートシリーズ」などを受注する。 同工場の設立に合わせて、既存の一宮工場(愛知県一宮市)の名称を「名古屋第2工場」に変更する。また、一宮工場は空いたスペースを使い、納期短縮を主な目的としたラインの整備に着手する。
金型新聞 2021年4月10日
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