職人技術により近い研磨を 東洋研磨材工業(東京都港区、03-3453-2351)は、鏡面ショットマシン「SMAP」を手掛ける研磨材商社。商社ながら、創業者の「いかなるニーズにも応え得る商社でありたい」という思いから、設…
【ひと】明工精機代表取締役・北原収さん リーマン後に加工メーカーを立ち上げた
リーマン後に加工メーカーを立ち上げた

「日本一の賃加工屋を目指す」。リーマンショック後の2009年、世界的な不況の真っただ中に部品加工メーカーから独立。ダイセットやモールドベースなどを手掛ける明工精機を設立した。金融機関からは「正気ですか」と驚かれたという。
設立当初はなかなか仕事が取れず、苦労した。なんとか会社を軌道に乗せようと、がむしゃらに奮闘した。転機が訪れたのは2011年。タイで起こった大洪水だった。
タイ中心部を襲った未曾有の大洪水は、日系企業にも甚大な被害をもたらした。稼働停止に陥る企業が相次ぐ中、現地工場が被災したある大手メーカーから急きょ仕事が舞い込んできた。「1週間で12型作ってほしい」。
当時、従業員は自身含め3人。1週間徹夜で働き、何とか納期に間に合わせた。すると、その対応と品質が高く評価され、その後も仕事が回ってくるようになった。会社も徐々に軌道に乗りはじめ、設備も充実させていく。
15年には恒温工場を新設し、20年に超精密加工が可能なジグボーラー(安田工業)や、大型の平面研削盤(岡本工作機械製作所)を導入した。「少しでも良い物を提供するために、機械や工具への投資は惜しまない」。
設立から12年。従業員は3人から25人に増えた。「従業員がやりがいをもって働ける会社をつくり、全員でいつか必ず日本一になる」。
金型新聞 2021年5月14日
関連記事
技術提案力磨き、生産効率高める 信頼されるパートナーに いなみ・たかし1968年生まれ、大阪府四条畷市出身。86年太成高校(現太成学院大学高校)卒、赤松合金工具に入社。2006年営業技術部長、19年総括本部長、20年12…
デジタル技術を活用してビジネスモデルや業務プロセスを変革するデジタルトランスフォーメーション(DX)。金型でもその重要性は誰もが認めるところ。しかし、金型づくりでは、人が介在する部分が多かったり、デジタル化を進めづらかっ…
金型技術活かし自社商品をヒットさせた 『日本一の金型職人になりたい』と、金型製作に没頭した若き日の澤井健司社長。町工場が集積する大阪・八尾で金型作りに励む日々だったが、ひょんなことから独立し、ケーワールドismを設立。…
パンチ工業(東京都品川区、03・6893・8007)は今年、2025年3月期までの中期経営計画を発表し、最重点施策として「国内事業の再整備」を掲げた。販売拠点の統廃合や、連結子会社の解散などによる経営合理化を図り、特注品…


