成形トラブルを防ぐ ウシオライティング(東京都中央区、03-3552-8261)はこのほど、4台のカメラで金型を監視できる「PLUS‐E(プラスイー)PE‐700」の販売を開始した。射出やダイカスト成形を高精細に監視し、…
OKK 金型の心出しを自動化
機械座標、カメラ、タッチセンサで


OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は、マシニングセンタ(MC)の機械座標とTOFカメラ、タッチセンサを用い、金型などワークの心出し(基準点の測定)を自動化できるシステム「3Dマイスター」を発売した。
「3Dマイスター」は、まずMCの主軸近くに取り付けたTOFカメラで機上のワークを撮影する。そのデータを3Dモデルに自動変換し、指定した点をタッチセンサで計測。その点を機械座標によって基準点と認識する。
その一連のプロセスはほぼ、タブレット端末で操作できる。撮影した3Dモデルは画面上で拡大したり縮小したりすることができ、「外幅」や「コーナー」「外径」など計測パターンも画面で選択できる。
基準点を測定した内容は一つずつ、カードのような視覚で識別しやすいフォーマットにファイリングされる。その中から一つ選んでMCに指示すると、基準点を設定することができる。
価格は、カメラやソフト、タブレット端末などを含めて200万円(2台目以降は130万円)。MCの対象機種は「VM‐Rシリーズ」と「VB53α」。タブレット端末には、今後アプリケーションを追加していく予定。
金型新聞 2021年6月10日
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