工具管理システムの生産、販売を手がけるWinTool Japanはこのほど、工具管理システム「WinTool」の最新バージョン「WinTool2022.2」をリリースした。 同社の「WinTool」は、切削工具やツーリン…
OKK 金型の心出しを自動化
機械座標、カメラ、タッチセンサで


OKK(兵庫県伊丹市、072-782-5121)は、マシニングセンタ(MC)の機械座標とTOFカメラ、タッチセンサを用い、金型などワークの心出し(基準点の測定)を自動化できるシステム「3Dマイスター」を発売した。
「3Dマイスター」は、まずMCの主軸近くに取り付けたTOFカメラで機上のワークを撮影する。そのデータを3Dモデルに自動変換し、指定した点をタッチセンサで計測。その点を機械座標によって基準点と認識する。
その一連のプロセスはほぼ、タブレット端末で操作できる。撮影した3Dモデルは画面上で拡大したり縮小したりすることができ、「外幅」や「コーナー」「外径」など計測パターンも画面で選択できる。
基準点を測定した内容は一つずつ、カードのような視覚で識別しやすいフォーマットにファイリングされる。その中から一つ選んでMCに指示すると、基準点を設定することができる。
価格は、カメラやソフト、タブレット端末などを含めて200万円(2台目以降は130万円)。MCの対象機種は「VM‐Rシリーズ」と「VB53α」。タブレット端末には、今後アプリケーションを追加していく予定。
金型新聞 2021年6月10日
関連記事
成形条件を自動で提示 双葉電子工業(千葉県茂原市、0475・24・1111)はこのほど、MAZIN(東京都中央区)が提供する射出成形現場で活用できるAI技術の販売を開始した。双葉電子工業の金型内計測システムと組み合わせて…
特集 次世代車で変わる駆動部品の金型(バッテリー、モータ、電子部品) 「自動車向けの金型を手掛ける企業は今後、バッテリー、モータ、電子部品、この3部品に携わっていないと生き残れない時代になる」と話すのはプレ…
加工条件を最適化 三菱重工グループの三菱重工工作機械(滋賀県栗東市、077・553・7700)はこのほど、金属3Dプリンタに関する新技術を開発したと発表した。自動で最適な造形条件を最適化できるほか、チャンバー不要で大型…
作業実績の入力が不要に シー・アイ・エム総合研究所(東京都目黒区、03・5745・1181)はこのほど、作業実績などを自動で収集し、生産管理システムへ連携できるソリューション提案を開始。同社の工程管理システム「Dr.工程…


