金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MAY

11

新聞購読のお申込み

ムトウ 中国ベースを日本品質で提供

日本語対応など取引しやすく

プラスチック金型メーカーのムトウ(東京都江戸川区、03-3656-8651)は、中国製の低価格なモールドベースを日本品質で提供する事業に乗り出す。加工は実績のある中国の協力先に依頼し、打ち合わせなどは現地法人の日本人社員が対応する。日本にいながら、中国製のコストメリットを最大限に得られる体制を構築した。

ムトウは2008年に上海に現地法人「上海武嘉模具商貿有限公司」を設立。以来モールドベースを含め、協力先を開拓してきた。今回はそのネットワークを活用する。月産100型以上の生産能力を持ち、海外企業と取引経験の豊富な現地先に加工を依頼する。

ムトウが作成した数十項目にわたるチェックリストに基づき、出荷前には品質チェックを行うなど、日本と同等の品質を担保した。必要に応じ鋼材のミルシートの提出も可能だ。また、言葉のストレスをなくすため、打ち合わせなどは全て上海に常駐する現地法人の日本人社員が対応する。電話も日本から転送するので、日本にかければ現地社員と話せるようにした。

サイズは成形機で150t~1000tまでで、3次元データだけで全加工モールドベースに対応し、必要であれば2次元図面も無償で提供する。納期は輸送期間も含め25日から対応できる。

価格はサイズで異なるが「当社の実績では最大3割程度のコストダウンにつながったケースもある」(武藤嘉行社長)という。このコストメリットを高めるため、ムトウは間に入らず、現地法人と直接取引するようにした。武藤社長は「モールドベースのコスト削減は協調領域だと思う。できる限り安く提供できるようにしたかった」と話している。

金型新聞 2021年10月10日

関連記事

テラスレーザー 光技術のコンテストで「最優秀チャレンジ賞」受賞

レーザー溶接・金型補修機器メーカーのテラスレーザー(静岡市駿河区、054-270-7798)はこのほど、光産業創成大学院大学(浜松市西区)主催の光技術を使った事業計画を競うビジネスコンテスト「フォトニクスチャレンジ202…

ナガセインテグレックス 新藤常務が社長に

ナガセインテグレックス(岐阜県関市)は、長瀬幸泰社長が、代表取締役会長CEOに就任し、新藤良太常務が代表取締役社長COOに就いた。10月27日の株主総会で決定した。 《新藤新社長の略歴》 生年月日:1963年9月12日生…

平岡工業 精密部品加工・調達代行【特集:金型メーカーのコト売り戦略】

調達の効率化サポート 自動車のウェザーストリップのゴム金型や切断折曲機などを手掛ける平岡工業のもう一つの事業が、精密部品加工・調達代行サービスだ。金型や切断折曲機で培った技術や協力企業とのネットワークを活かし様々なニーズ…

ゲートジャパン 企業のDX化伴走支援を展開

部品調達システム「Genie‐us」を開発 精密金型部品から金型設計・製作など幅広い事業を行うゲートジャパン(京都市伏見区、075・661・0360)はDXの先進事例として優秀と認めた企業を表彰する「KANSAI DX …

扶桑精工 図面なしで部品再生、リバース事業を拡大

扶桑精工(相模原市緑区、042・774・1101)は、図面のない部品の再生やCADデータの作製などを行うリバースエンジニアリング事業を拡大する。古い設備や金型の修理、メンテナンスなどの需要開拓に取り組む。専門サイトを開設…

トピックス

関連サイト