金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

29

新聞購読のお申込み

ムトウ 中国ベースを日本品質で提供

日本語対応など取引しやすく

プラスチック金型メーカーのムトウ(東京都江戸川区、03-3656-8651)は、中国製の低価格なモールドベースを日本品質で提供する事業に乗り出す。加工は実績のある中国の協力先に依頼し、打ち合わせなどは現地法人の日本人社員が対応する。日本にいながら、中国製のコストメリットを最大限に得られる体制を構築した。

ムトウは2008年に上海に現地法人「上海武嘉模具商貿有限公司」を設立。以来モールドベースを含め、協力先を開拓してきた。今回はそのネットワークを活用する。月産100型以上の生産能力を持ち、海外企業と取引経験の豊富な現地先に加工を依頼する。

ムトウが作成した数十項目にわたるチェックリストに基づき、出荷前には品質チェックを行うなど、日本と同等の品質を担保した。必要に応じ鋼材のミルシートの提出も可能だ。また、言葉のストレスをなくすため、打ち合わせなどは全て上海に常駐する現地法人の日本人社員が対応する。電話も日本から転送するので、日本にかければ現地社員と話せるようにした。

サイズは成形機で150t~1000tまでで、3次元データだけで全加工モールドベースに対応し、必要であれば2次元図面も無償で提供する。納期は輸送期間も含め25日から対応できる。

価格はサイズで異なるが「当社の実績では最大3割程度のコストダウンにつながったケースもある」(武藤嘉行社長)という。このコストメリットを高めるため、ムトウは間に入らず、現地法人と直接取引するようにした。武藤社長は「モールドベースのコスト削減は協調領域だと思う。できる限り安く提供できるようにしたかった」と話している。

金型新聞 2021年10月10日

関連記事

キヤノンモールド 工数削減し、生産能力向上【Innovation〜革新に挑む〜vol.8】

金型の付加価値を追求 キヤノングループで500人の従業員を抱える国内最大手のプラスチック用金型メーカー、キヤノンモールド。茨城県内に2つの生産拠点を構え、キヤノン製品向けの金型の他、自動車部品や医療機器など幅広い分野の金…

イワタツール タブレットで技術支援

イワタツール タブレットで技術支援

Youtubeなど情報発信  トグロンハードドリルなど高硬度材穴加工用工具で有名なイワタツール(名古屋市守山区、052−739-1090)は新型コロナウイルスの影響でユーザーへの技術支援が難しくなったことに対し、タブレッ…

ナガセインテグレックス 新藤常務が社長に

ナガセインテグレックス(岐阜県関市)は、長瀬幸泰社長が、代表取締役会長CEOに就任し、新藤良太常務が代表取締役社長COOに就いた。10月27日の株主総会で決定した。 《新藤新社長の略歴》 生年月日:1963年9月12日生…

電極工程の自動化で9割のコスト削減に成功 キャノンモールド【特集:利益を生むDX】

DXの本質は利益を生み出すことにある。以降では、DXによって「売上げを上げて利益を生み出す」方法と「コストを下げて利益を生み出す」企業のそれぞれの取り組みを取材した。 電極の測定プログラム自動作成 精密プラスチック金型を…

イチグチ 簡単交換で手軽に研磨作業を 【金型応援隊】

研削・研磨工具を手掛けるイチグチは、顧客のニーズに合わせた多種多様な製品を揃える。金型の修正やメンテナンス作業にも活用できる。簡単に扱えて汎用性が高いのが特長だ。 「マイクロフラップホイル」は、3㎜の細い軸径で凹凸面や曲…

トピックス

関連サイト