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APRIL

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【特集】メカトロテックジャパン 〜注目34社の出展製品〜

メカトロテックジャパンでは「キカイを探そう」をテーマに、197台の工作機械が展示される。リアルな工作機械関連の展示会としては2年ぶりの開催とあって、出展するメーカー各社は新技術を披露し、顧客の課題解決に努める。金型業界では5軸加工機や複合加工機による工程集約や自動化、省人化への取り組みが活発になっており、治工具やロボットと組み合わせたシステムなどは次世代の金型工場を考える上で参考になる製品が必ず見つかるはずだ。

目次

PART01:アマダマシナリー (3号館3D21)「デジタルプロファイル研削盤」
PART02:オークマ (3号館3D01)「生産性・働き方改革に貢献」
PART03:岡本工作機械製作所(3号館3D14)「常識を超える研削技術」
PART04:黒田精工(3号館3A12)「環境対応の平面研削盤」
PART05:ジェイテクト(3号館3C18)「EV向け部品の量産に最適」
PART06:DMG森精機(3号館3C21)「ロボ搭載台車など自動化支援」
PART07:ナガセインテグレックス(3号館3C07)「本気の生産性改革」
PART08:三井精機工業(3号館3C19)「精密微細加工を実現」
PART09:三菱電機(3号館3B01)「AIで最適な加工制御」
PART10:イスカルジャパン(2号館2B05)「4コーナーで長寿命加工」
PART11:イワタツール(2号館2B04)「単機能に特化した工具」
PART12:オーエスジー(2号館2A24)「60HRC超の被削材に最適化」
PART13:京セラ(2号館2C16)「微細加工の長寿命・安定加工」
PART14:日進工具(2号館2B05)「高能率エンドミルの新製品」
PART15:不二越(2号館2B16)「立ち壁、ポケット加工に最適」
PART16:三菱マテリアル(2号館2A20)「高精度穴加工を効率化」
PART17:ムラキ(2号館2C14)「ロボ・MC用MRA超硬バー」
PART18:MOLDINO(2号館2A19)「金型加工の課題を解決」
PART19:アルプスツール(1号館1D59)「段取り時間短縮、生産性向上」
PART20:エヌティーツール(1号館1D60)「ATC可能な高圧洗浄ツール」
PART21:MSTコーポレーション(1号館1D02)「あらゆるシーンで加工改善」
PART22:カネテック(1号館1C43)「大量のワークを連続脱磁」
PART23:大昭和精機(1号館1D47)「MC、旋盤、工具管理まで」
PART24:オープン・マインド・テクノロジーズ・ジャパン(1号館1D13)「高い仕上がり品質を実現」
PART25:タクテックス(1号館1D12)「自動旋盤対応CAMを披露」
PART26:ブルーム-ノボテスト(2号館2C28)「機上測定の実力を体感」
PART27:イースタン技研(1号館1B25)「進化を遂げる放電加工周辺機器」
PART28:佐藤特殊製油(1号館1A47)「ニーズに応じ油剤開発」
PART29:サンエール(1号館1C07)「加工速度向上を提案」
PART30:大和化成工業(1号館1D69)「工作機械で使えるゴム砥石」
PART31:テクノコート(1号館1B34)「金型の長寿命化を実現」
PART32:トクピ製作所(1号館1A21)「高速切削、高送りを実現」
PART33:トリオエンジニアリング(1号館1C24)「研削加工を効率化」
PART34:マツダ(1号館1C05)「「欲しい」をカタチに」

PART01

アマダマシナリー (3号館3D21)「デジタルプロファイル研削盤」

主な出展製品

デジタルプロファイル研削盤「DPG‐150」(新)

特長・見どころ

アマダマシナリーは新開発のデジタルプロファイル研削盤「DPG—150」を初出展する。業界初のデジタルプロジェクターを搭載し、計測をデジタル化。自動計測、補正加工機能を搭載し、製品加工のあらゆる工程をサポートする。

技量を必要とする計測をデジタル化することで、「誰でも」使用できるプロファイル研削盤へと進化させた。作業者間の加工品質のばらつきを軽減し、製品の安定供給を図ることに貢献する。

また、ロボットによるATC/AWCを付加することで、粗加工から仕上げまで複数連続加工を可能とし省力化、高生産性を実現する。

デジタル化により広がる可能性を追求した「誰でも」高精度な加工ができるプロファイル研削盤を提案する。

PART02

オークマ (3号館3D01)「生産性・働き方改革に貢献」

主な出展製品

立形マシニングセンタ「MB‐80V」、インテリジェント複合加工機+ビルトインロボット「MULTUS B250Ⅱ ARMROID」、5軸制御立形マシニングセンタ「MU‐4000V‐L」

特長・見どころ

人の判断をAIがサポートするデジタルソリューション、人の作業を機械が代替する自動化ソリューションによって、生産性を向上しながらよりよい社会環境、働き方改革を実現する提案を行う。

「MB‐80V」は半導体製造装置や大型化する自動車金型などの大物部品加工に最適な高精度立形マシニングセンタ。熱変位量8μmに抑える高い寸法安定性を備える。「MULTUS B250Ⅱ ARMROID」は複合加工機の加工室内にビルトインした多関節ロボットが、ワーク交換、びびりの抑制、切粉の絡まり防止などで加工をサポートする。「MU‐4000V‐L」は、同時5軸・曲面加工・旋削加工・ギヤ加工を1チャッキングで高精度に加工する。

PART03

岡本工作機械製作所(3号館3D14)「常識を超える研削技術」

主な出展製品

各種研削盤(平面・成形・円筒・内面・複合)

特長・見どころ

最先端の研削盤4機種を展示。CNC高精度成形研削盤「HPG500NCS」は省スペースで平面・成形研削を両立する研削盤。環境に配慮した油圧レスでCO2削減に貢献する。オプションで機上測定装置を搭載でき、簡単に機上で加工ワークの寸法確認ができる。

CNC精密複合円筒研削盤「UGM360NC」は最大3つの砥石を搭載でき、内外径研削が可能。ポリゴン研削仕様で異形状ワークを精密研削できる。また、最新リニアモータ駆動による高速研削が可能なCNC超精密成形研削盤「UPZ63Li」は高い追従精度・高速反転で生産を大幅向上。クラウニング研削による形状研削にも対応する。その他、NC精密平面研削盤「PSG64CA‐iQ」も展示する。

会期中はウェブ会議システムやウェブセミナーなども用意している。

PART04

黒田精工(3号館3A12)「環境対応の平面研削盤」

主な出展製品

精密成形平面研削盤「GS‐45V」、油圧式クランピングツール「ハイドロリックツール」

特長・見どころ

「GS‐45V」は左右送り自社製精密ボールねじを採用し、スペース、電力、熱量を大幅に削減する環境対応機種として開発した。油圧ユニットをなくすことで油圧作動油が不要になり、設置スペースの大幅削減に加え、本体消費電力を約60%削減する。加えて、本体と装置周辺装置への熱影響の軽減にもつなげることができる。

自動検知機能付きの自動ドレスや自動アタリ出し機能、機上計測システムなどといった人手不足や自動化対応のオプションも豊富に揃える。ユーザーのニーズに合わせて最適な一台にカスタマイズできる。

「ハイドロリックツール」は丸物ワーク向けクランプツール。簡単な操作で誰でも幅広い寸法域で高精度クランプが可能。様々な用途に対応する。

PART05

ジェイテクト(3号館3C18)「EV向け部品の量産に最適」

主な出展製品

立形マシニングセンタ「FV7000Z」、CNC円筒研削盤「e300GPi‐HYPER」。

特長・見どころ

電気自動車の量産部品加工に最適なコンパクトマシン2台を展示する。

モータケース加工用の立形マシニングセンタ「FV7000Z」は、クラス最大級の加工領域を持ち、5軸仕様による工程集約加工も可能だ。低熱変位設計により連続加工精度を保証し、あらゆるeAxleの低振動と静音性を実現している。

モータシャフト加工用のCNC円筒研削盤「e300GPi‐HYPER」は、小型機の常識を打ち破るワンクラス上のハイパワーといし軸を採用し、パワフルな加工でかつてない生産性向上を実現。顧客の生産形態にあったツーリングパッケージも併せて提案する。

また、顧客の困り事に対し、ジェイテクトグループの総合力、技術力を結集して、最適な機械や周辺装置、加工技術などを訴求する。

PART06

DMG森精機(3号館3C21)「ロボ搭載台車など自動化支援」

主な出展製品

「5軸・複合化/自動化/デジタル化」を軸に、多軸化、工程集約、加工3悪(切りくず・クーラント・ミスト)などソリューションや消費電力の削減、工場環境を改善する商品を展示。

特長・見どころ

「MATRIS Light」は手押し台車に人協働ロボットを搭載した自由に移動可能なロボットシステム。作業者1名で手押し台車を工作機械の前に配置するだけで、短時間でワークの搬入出を自動化。フレキシブルに配置でき、多品種少量生産の自動化を短時間で実現し、オペレータ不在時の急な機械稼働も自動化で生産を支援。

「zeroFOG」は金属加工時のミストを効率的に捕集し、工場内をクリーンに保つ自社開発ミストコレクタ。インペラ形状の内製ターボファンを採用、高い吸引力と換気能力を実現。自動洗浄機能で一次フィルタの清掃が不要などメンテナンスも手軽だ。

PART07

ナガセインテグレックス(3号館3C07)「本気の生産性改革」

主な出展製品

超精密門型成形平面研削盤「SGD‐2010」、超精密成形平面研削盤「SGi‐520α」、研削加工支援アプリ「GRINDROID」、サンプルワーク各種

特長・見どころ

『加工時間が1/4⁉』驚異の生産性を実現する超精密門型成形平面研削盤「SGD series」を初公開。

加工点の静剛性・動剛性が従来機と比較し2倍に向上し、超能率研削を実現する。圧倒的なパフォーマンスを体感できる。

あらゆる要素において最適化を実現し、ワンランク上の加工を実現する小型超精密平面研削盤「SGi‐520α」も出展。

平面・溝・成形・コンタリング(OP)・機上測定(OP)までマルチに対応する超精密マシン。会場では特別デモンストレーションを行う。

加工要求を入力すると推奨加工システムを提示する研削業界初の加工支援アプリ「GRINDROID」のデモンストレーションも楽しみ。

PART08

三井精機工業(3号館3C19)「精密微細加工を実現」

主な出展製品

プレシジョンセンタ 「PJ303X」、プレシジョンプロファイルセンタ「PJ812」、水潤滑式インバータコンプレッサ「i‐14022AX2‐R」

特長・見どころ

プレシジョンセンタ「PJ303X」は熱変形による姿勢変化を考慮した左右対称門型コラム構造、直線軸は高速駆動リニアモータ、回転軸はDDモータを採用し、精密微細加工を実現する。また、回転式2段扉により、正面操作盤の開口幅を広くした。

プレシジョンプロファイルセンタ「PJ812」はジグボーラーの高精度位置決めと高品位形状加工を実現。左右対称門型コラム構造、X・Y軸滑り案内構造で0.1μm送りに追従する。新操作盤搭載のタッチパネル式カラーLCDを採用。また、ヘッド・主軸の構造を見直したことにより、新たにBT50、HSK‐A100主軸をオプションで選択可能となった。

PART09

三菱電機(3号館3B01)「AIで最適な加工制御」

主な出展製品

中形形彫放電加工機 「SG28」、高精度ワイヤ放電加工機「MPシリーズ」、CFRP用炭酸ガスレーザ加工機など

特長・見どころ

未来のものづくりをコンセプトに自動化・AI・IoT技術を生かした高速・高精度の製品・ソリューションを出展する。

中形形彫放電加工機 「SG28」は同社独自のAI技術「Maisart」を搭載。小物から中大物ワークの最適な加工を実現し、生産現場の生産性向上に貢献する。IoT活用のリモートサービス「iQ Care Remote4U」に対応し、遠隔から装置の運用と保守を支援する。

「MPシリーズ」は水加工液における超高精度加工を実現し、±2μmを保証する。また、新製品のCFRP用炭酸ガスレーザ加工機も出展。独自の炭酸ガスレーザ発信器と加工ヘッドを搭載し、CFRP切断における圧倒的な生産性と加工品質を実現する。

PART10

イスカルジャパン(2号館2B05)「4コーナーで長寿命加工」

主な出展製品

4コーナービビりなし旋削ポジチップ「ロジック4ターン」(新)、3枚刃超速ヘッド交換式ドリル「ロジック3カム」(新)8コーナー使い、90°ミーリング工具「ネオドゥー」(新)、驚愕の送り4倍!突切・溝入工具「ロジックFグリップ」(新)

特長・見どころ

両面4コーナー使いでありながら、ポジ切刃の特長を持つ「ロジック4ターン」。独創的なポケットデザインを採用したダブテイル構造とチップデザインにより、強固で安定した加工が可能。長い工具寿命を実現する。

また、すでに多くのユーザーで使用実績があり、切屑処理において高い評価を受けている。

PART11

イワタツール(2号館2B04)「単機能に特化した工具」

主な出展製品

SPセンターZERO(新)、トグロンマルチチャンファー(新)、トグロンハードドリル、GPドリル、当日初披露エンドミル(新)。

特長・見どころ

単機能に特化した製品を出展。①パイロット穴に特化した超精密位置決めドリル「SPセンターZERO」②高速面取りに特化した「トグロンマルチチャンファー」③焼入れ鋼への穴加工に特化した「トグロンハードドリル」シリーズ④超高速穴加工に特化した「GPドリル」⑤初披露で従来の3~7倍の加工スピードで生産性向上を図る「単機能に特化したエンドミル」。碌々産業製MEGA‐SS
S400で新作工具などの実演加工を実施。

PART12

オーエスジー(2号館2A24)「60HRC超の被削材に最適化」

主な出展製品

高硬度鋼用超硬エンドミル(新)、非鉄用DLC超硬エンドミル(新)、銅電極用DLC超硬エンドミル(新)、超硬防振型エンドミル(新)、スレッドミル(新)ほか

特長・見どころ

高硬度鋼用超硬エンドミル(多刃スクエアタイプ スタブ形・ショート形・)にロング形を追加した。

高硬度鋼加工に適した「DUROREY コーティング」を採用。60HRCを超える高硬度材料において優れた耐チッピング性を発揮し、工具の長寿命化を実現。

さらに最適化された刃先仕様により、長い刃長を有効活用した高硬度鋼の高能率直彫り荒加工を可能にする。

PART13

京セラ(2号館2C16)「微細加工の長寿命・安定加工」

主な出展製品

多様な被削材に対応する高硬度材加工用(微細加工)ソリッドボールエンドミル「2KMB」(新)、性能とコストのバランスを追求した高能率超硬コーティングソリッドドリル「KDA」(新)など。

特長・見どころ

9月21日に発売した「2KMB」は同社初の高硬度材向け微細加工用ツールで、新コーティングと新形状を組み合わせ、調質鋼から70HRCの焼入れ鋼まで対応し、合金工具鋼やステンレス系、ハイス系など多様な高硬度材料の微細加工において長寿命・安定加工を両立する。主に車載部品や半導体・電子部品、鍛造部品などの精密金型の加工に最適だ。

PART14

日進工具(2号館2B05)「高能率エンドミルの新製品」

主な出展製品

高能率加工用エンドミル(新)。5軸加工機専用の高能率加工用エンドミル無限コーティングプレミアム3枚刃ボールエンドミル「MSBSH330-
5Ⅹ」など。

特長・見どころ

金型加工で、高い切込みと送り加工を可能にする高能率エンドミルを発表する。「MSBSH330-5X」は、金型加工に5軸加工機の特長を活かした3枚刃で、切削負荷を低減する工具設計で、高硬度鋼も高精度で高能率な加工を実現する。

新サービス「NS Connect」は、製品ケースの2次元コードを読み込むと、製品の特長や規格表、切削条件表、加工事例動画を確認することができる。

PART15

不二越(2号館2B16)「立ち壁、ポケット加工に最適」

主な出展製品

ZTフォーミングタップ(新)、アクアREVOドリルマイクロ(新)、アクアREVOミル4D(新)、産業機械向け軸受、産業機械向け油圧機器、コンパクトロボットMZ01と制御装置CFDs

特長・見どころ

アクアREVOミルシリーズに立ち壁や深いポケット加工に最適な4D刃長を追加。アクアREVOミルの材料・コーティングに加え、ロング刃長専用の新形状を開発。エンドミルの心厚を大きくし、たわみを抑制した。

高剛性でシャープな切れ刃形状で切削負荷が小さく、被削材の加工面の倒れを低減。高い立ち壁加工でも、びびりを抑え、高精度で安定した加工面を実現。

PART16

三菱マテリアル(2号館2A20)「高精度穴加工を効率化」

主な出展製品

鋼旋削用CVDコーテッドインサート「MC6100」シリーズ、汎用超硬ドリルTRISTARシリーズ「DVAS」。

特長・見どころ

新製品を中心に各種工具を展示する。「DVAS」は独自クーラント穴形状「TRI-Coolingテクノロジー」により切りくず排出を向上。また、新XR形シンニングによって切りくず処理と負荷低減を最適化した。

「MC6100」シリーズは“Super”ナノテクスチャーテクノロジーで耐摩耗性を改善した。加えて、Super TOUGH-Grip技術でコーティング剥離を抑制。安定性と耐摩耗性を飛躍的に向上させた。

PART17

ムラキ(2号館2C14)「ロボ・MC用MRA超硬バー」

主な出展製品

マシン・ロボット用MRA超硬バー 「MPシリーズ」(新)など。

特長・見どころ

自動機でのバリ取り面取りを最適化したMRA超硬バー「MPシリーズ」。自動機の特性に合わせた刃先ジオメトリの採用により加工時の安定性を高め、工具交換時の除去量差も小さく、面取り品質が向上する。

先端形状は、大きな面取り加工に最適な「円柱タイプ」、フローティングホルダとの相性が良い「円錐型」、正面、背面の両側のバリ取りに対応し、ワークとの干渉を避けやすい「球形型」のほか、背面加工専用の90°逆傘形状「タイプ59」を2サイズ追加した。

PART18

MOLDINO(2号館2A19)「金型加工の課題を解決」

主な出展製品

超硬エンドミル、刃先交換式工具、超硬ドリル、ねじ切り工具

特長・見どころ

近年、金型加工における切削工具の使い方は特化されている。MOLDINOは立壁加工の高精度化や磨き工数削減などの難問に対して最新切削工具を用いた「金型加工のトータルソリューション」を提案する。

注目は立壁と底面仕上げを1本で加工できる8枚刃エンドミル「ER(S)8WB」。独自のコーナRにより高品位な底面加工を実現する。再加工や修正工数を低減し、加工時間の大幅な削減と加工の省人化を狙うことができる。また、ウェブ展示会も開催する。

PART19

アルプスツール(1号館1D59)「段取り時間短縮、生産性向上」

主な出展製品

ARコレット、ALPS CAPTO、オイルマガジンバーフィーダ 「CLX45」、Thermo Grip ISG3410WK

特長・見どころ

ALPS CAPTOは2面拘束カップリングで高剛性、高精度を実現。段取り時間の短縮で生産性を向上させる。

「CLX45」はフロアスペースを10%縮小。最新サポート構造を採用し、静粛性、防振性能を向上した。使用オイル量を50%低減。また、Thermo Grip ISG3410WKは電磁誘導加熱方式焼きバメ装置。広い加熱エリア・短時間加熱冷却・パラメータ外部編集などの特長を持つ。

PART20

エヌティーツール(1号館1D60)「ATC可能な高圧洗浄ツール」

主な出展製品

BoostMaster(新)、CNC自動旋盤用ハイドロチャック「ST・L-PHC型」(新)、ストレートシャンクハイドロチャック「ST-PHC・SB型」(新)、シンクロフィットⅡ小径タップ加工用「SMH8」(新)、非接触式ツールプリセッタなど。

特長・見どころ

BoostMasterはATC可能な高圧洗浄ツールで、クーラントを主軸の回転により増圧し噴射する。マシニングセンタ機内に取り付けることで加工から洗浄まで1台に集約し、工程改善による生産性向上や大幅な省エネによるカーボンニュートラル実現に貢献。展示ブースでは加工デモで、効率的な切粉の除去を披露する。

PART21

MSTコーポレーション(1号館1D02)「あらゆるシーンで加工改善」

主な出展製品

焼ばめホルダ「スリムライン」、ワーク取付治具「スマートグリップ」、アングルヘッドハーフ、主軸テーパ穴クリーニングツール「ダスットル」。グラファイト加工・微細加工・部品加工の請負事業。

特長・見どころ

「スリムライン」は、加工のスピードアップ・工具の長寿命化・加工品位の向上を実現する。精度・剛性・把握力・バランスを兼ね備えた究極のホルダ。4000種類の豊富なラインナップで、重切削、微細精密、5軸、深彫り加工などあらゆる加工に最適。グラファイト・微細加工・部品加工の請負事業でも顧客をサポート。

PART22

カネテック(1号館1C43)「大量のワークを連続脱磁」

主な出展製品

高精度加工用面板除熱式マグネットチャック、トンネル形脱磁器「KMDT-60A」、マグネットLED電気スタンド「ME形」など。

特長・見どころ

「高精度加工用面板除熱式マグネットチャック」は素材自体にアプローチし、熱変位を極力抑える。発熱するチャックコイルの冷却を目的とした従来型水冷・油冷方式に比べ、高精度加工に特化させた。

「トンネル形脱磁器」は使用できるコンベアも幅広くとれるため、より大量の小物ワークをバケットごと通過させたり、ライン化における連続的な通過量の増大が見込める。熱放散の良好な設計で連続使用できる。

PART23

大昭和精機(1号館1D47)「MC、旋盤、工具管理まで」

主な出展製品

メガチャック、ハイドロチャック、ミーリングチャック、ハイドロチャック・レースタイプ(新)、ツールプリセッタ、ベースマスター(新)、ツールセラー・ジェネシス(新)、ダイナゼロシステム(新)、旋削工具シリーズ(新)、内径旋削用ターニングアダプタ(新)

特長・見どころ

マシニングセンタから旋盤まで、各種機械に応じたインターフェイスを取り揃えたツーリング、穴あけ後のバリ・面取りのオリジナル製品をはじめ、「デジタル化・見える化」時代にふさわしい在庫管理・寿命管理システムを搭載した工具収納棚、振れ精度ゼロを目指すシステムも。

PART24

オープン・マインド・テクノロジーズ・ジャパン(1号館1D13)「高い仕上がり品質を実現」

主な出展製品

「hyperMILL2021.2」、「hyperMILLVIRTUAL Machining」、「hyperMILLBEST FIT」(新)。

特長・見どころ

「hyperMILL2021.2」では、これまで以上に柔軟で、スピーディなNCプログラミングが可能。同時に非常に高い仕上がり品質を実現した。

「VIRTUAL Machining」は、NCコードベースのシミュレーションで、さらなる安全性を保証する。また、従来の段取り工程に革新的な改善をもたらす「BESTFIT」もラインアップした。

PART25

タクテックス(1号館1D12)「自動旋盤対応CAMを披露」

主な出展製品

「SolidCAM2021」、「InventorCAM2021」、「iMachining」、「WinMAX-V4R12.0」、「Portable USB P-530」など。

特長・見どころ

SOLIDWORKSにアドインした「SolidCAM」は驚異の時間短縮・工具の長寿命化と高硬度材・難削材加工対応の革新的な超高速加工モジュール「iMachining」(国際特許取得)を搭載し、さらに同時5軸ミル、複合旋盤、自動旋盤、Swiss式旋盤にも対応。ブースでは「SolidCAM」で出力した加工データをCITIZEN製自動旋盤で実演加工する。

PART26

ブルーム-ノボテスト(2号館2C28)「機上測定の実力を体感」

主な出展製品

工具測定用レーザシステム「LC50-DIGILOG」、測定結果の可視化&解析用ソフトウェア「LC-VISION」、ポータブル式主軸管理ユニット「PSC」(新)、ワーク表面粗さ測定器「ラフネスゲージ」ほか。

特長・見どころ

工具とワークの測定プロセスのインライン化&自動化、測定結果の見える化、自動データ補正など多様な製品を取り揃えている。

独自の「DIGILOG技術」を用いたレーザシステムによる工具回転時の振れ量や各刃毎の高さ測定、機上でのワーク面粗さ測定、加工面のスキャニングを実機によるデモを交えて紹介する。

PART27

イースタン技研(1号館1B25)「進化を遂げる放電加工周辺機器」

主な出展製品

防錆水変換システム「サビーナ」、複合型細穴放電加工機「ESM-8VS」、放電加工周辺機器「ワイヤ電極線」「フィルタ」など。

特長・見どころ

多彩な放電加工周辺機器を展示する。防錆水変換システム「サビーナ」は放電加工液を錆びない水に変換し、鉄系ワークに発生する錆びを抑える。

「ワイヤ電極線」では加工速度と面粗度を追求したコーティングワイヤ「EC-SQワイヤ」や高精度加工を実現するブラスワイヤ「EB-NANOワイヤ」を展示。また、加工チャージ・コスト管理を可能にする「レンタルワイヤシステム」なども披露する。

PART28

佐藤特殊製油(1号館1A47)「ニーズに応じ油剤開発」

主な出展製品

ユーザーニーズに応じて開発する潤滑油、グリース、加工油、洗浄剤。新ブランド「Metal Rabbit」のサビを防ぐ拭き取り洗剤(新)なども。

特長・見どころ

「潤滑油の悩みはございませんか?」。分析・原因究明→研究開発→製造→アフターフォローを経て、様々な油剤をユーザーそれぞれの用途に合わせてカスタマイズする。

ヒアリングと各種試験機による測定でユーザーが現在使用する油剤の問題点を把握し、独自のノウハウで使用環境に合った油剤を開発する。

「汎用品でしっくり来ないお客様はぜひ一度ご相談下さい」。

PART29

サンエール(1号館1C07)「加工速度向上を提案」

主な出展製品

ワイヤ電極線「プレミアムコーティングワイヤ プラス イプシロン」(新)のほか、ワイヤ放電加工機消耗品・周辺機器。製品検索システムのデモンストレーションも行う。

特長・見どころ

ワイヤ放電加工機のソリューションパートナーとしてオリジナルブランド「SUNROX EDM」製品を開発。

新製品の高速加工用ワイヤ「プレミアムコーティングワイヤ プラス イプシロン」を提案する。新技術による3層構造によって高速加工、高精度、高結線率が進化向上している。

また、製品検索システムのデモンストレーションも行う。

PART30

大和化成工業(1号館1D69)「工作機械で使えるゴム砥石」

主な出展製品

各種軸付きゴム砥石、研削盤・マシニングセンタ用ゴム砥石「α(アルファ)ゴム砥石(仮称)」など

特長・見どころ

新製品の「αゴム砥石(仮称)」を初披露する。各種研削盤やマシニングセンタなどで使用できるゴム砥石。ドレス無しで連続加工できるゴム設計を採用し、従来のゴム砥石と同様に綺麗な研削面に仕上げることができる。高い研削能力を持つ硬質砥石と長寿命が特長のセラミック砥石を揃え、様々な用途に対応する。

ロングセラーの各種軸付きゴム砥石も出品。ブースでは体験イベントを開催し、参加者には景品をプレゼントする。

PART31

テクノコート(1号館1B34)「金型の長寿命化を実現」

主な出展製品

肉盛・溶接装置(ファイバーレーザー・YAGレーザー)、放電被覆・肉盛装置など

特長・見どころ

金型や機械部品、治工具などの長寿命化や再生補修を実現する最新技術を展示する。

ファイバーレーザー肉盛・溶接装置「スマートレーザー」やYAGレーザー肉盛・溶接装置「TLシリーズ」は周辺機器の組み合わせによって大型から小型、精密なワークまで幅広く対応する。放電被覆・肉盛装置「デポシリーズ」はワークに歪みやヒケなど熱影響を与えずコーティング、肉盛溶接が可能。100V電源で、現場作業に適している。

PART32

トクピ製作所(1号館1A21)「高速切削、高送りを実現」

主な出展製品

超高圧クーラント装置HIPRECO/HIGH PRESSUER BREAKER

特長・見どころ

「HIPRECO/HIGH PRESSUER BREAKER」は、クーラント液を超高圧で刃先にかけ続けることで、高い冷却機能だけでなく切削加工時の切屑の巻き付きも防ぐ超高圧クーラント。7〜30Mpaのクーラント液をピンポイントで刃先に当て冷却する。また、その液圧がチップブレーカーとなって切屑を細かく分断し、切削エリアから迅速に排出できる。切削加工の困難なインコネルなどの難削材、低炭素鋼などの粘る材質にも効果を発揮する。

PART33

トリオエンジニアリング(1号館1C24)「研削加工を効率化」

主な出展製品

精密ロータリーテーブル「TNRシリーズ」、平面研削向け「反り取りシート」、凍結チャッキング工法「ESチャック」。

特長・見どころ

匠の技で仕上げた「TNRシリーズ」は回転精度・振れ精度がわずか1μm以内の精密ロータリーテーブルで、平面研削盤に設置するだけで精密ロータリー研削が可能。また、φ125~300㎜の永磁チャックや4~12インチのスクロールチャック、バキュームチャックに対応。エアパージによる防水性、機械ストロークを考慮した本体の低さも特長だ。また、工作機械のオーバーホール事例なども紹介。

PART34

マツダ(1号館1C05)「「欲しい」をカタチに」

主な出展製品

超硬パンチ、冷間鍛造パンチ、深絞りパンチ、特注パンチ、プレス用精密金型部品

特長・見どころ

高度化が求められるプレス用精密金型部品のパンチ・ダイ。ユーザーの「欲しい」をカタチにするプロフェッショナル集団が、量産部品から試作開発のあらゆるシーンで超硬素材から特殊鋼素材に至るまで「多品種少量」「短納期」に確実に対応する。 

長年の積み重ねで確立された工場で生産する冷間鍛造パンチと超硬パンチなどを展示する。

プロ集団が提供するこだわりの製品を披露し、ユーザーへのお役立ちを訴求する。

金型新聞 2021年10月10日

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