金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

18

新聞購読のお申込み

【金型応援隊】太陽テクニカ ダメ元でも相談を

一桁ミクロンの加工精度

大畠正陽社長
加工風景

「マシニングで出せない精度の穴加工は、是非任せてほしい」と語るのは、長年ジグボーラー加工やジグ研削加工に携わってきた、太陽テクニカの大畠正陽社長。同社は、航空・宇宙産業の部品から工作機械の主要精密部品、板金金型・金型関連部品の加工を手掛ける大阪の町工場だ。

同社が誇るのは、一桁ミクロンの加工精度。こだわりの三井精機工業製ジグ中ぐり盤やジグ研削盤を駆使し、長年培ってきた技術を以て加工に当たる。気温や標高によるワークの変異にも細心の注意を払い、室内の温度やワークの位置を徹底的に管理している。

「いずれは機械で出来るようになる加工技術でも、今はできないこともある。そんなときの駆け込み寺として、ダメもとでも相談してほしい」(大畠社長)。

会社概要

  • 本社  :大阪府東大阪市横小路町4‐12‐1
  • 電話  :072-984-6002
  • 代表者 :大畠正陽社長
  • 事業内容:ジグ中ぐり加工(ジグボーラー加工)及びジグ研削加工(ジググラインダー加工)
  • 従業員 :2人
  • 設立  :1984年

金型新聞 2021年10月10日

関連記事

~ひと~
武林製作所 技術部 山中 慎也さん(39)

指先でミクロンとらえる磨きの達人  指先はミクロンの誤差をとらえる。神経を研ぎ澄まし、砥石に力を加え、鏡面に仕上げていく。その技能で「なにわの名工若葉賞」にも選ばれた。金型磨きの達人だ。  整備士として勤めていた車の販売…

澤越俊幸さん 3Dプリンタの普及にまい進する[ひと]

日本AM協会専務理事 澤越 俊幸さん 金型、航空機、自動車、電子部品—。日本のものづくりに3Dプリンタ(AM)を普及させる。それを目標とする一般社団法人の専務理事を務める。会員企業や研究機関とスクラムを組み、セミナーによ…

【この人に聞く】ニチダイ・伊藤直紀社長「技術営業の強化に力 」

今年4月、冷間鍛造金型メーカーのニチダイは伊藤直紀氏が新社長に就任し、新たな体制で臨む。昨年、米中貿易摩擦や新型コロナウイルスの影響で金型受注が低迷したが、足元の景気は回復傾向にあり、事業の成長に向けて動き始めた。そこで…

【インタビュー】名古屋精密金型 ・坂元 正孝社長「工場間の連携強化へ 」

プラスチック金型を手掛ける名古屋精密金型(愛知県知多郡東浦町、0562-84-7600)は7月、坂元正孝氏が社長に就任した。同社の工場は本社、熊本、宮崎とベトナム、インドネシアの5工場で金型を製作している。金型業界を取り…

日本金型工業会 学術顧問
横田 悦二郎 氏(日本工業大学客員教授)
〜鳥瞰蟻瞰〜

コロナを好機にするには 営業など中間層の変革をICTの活用が絶対条件  コロナで金型業界は難しい状況にありますが、大変だと騒いだり、パラダイムシフトを心配したりしても何も生まれません。むしろ、やり方次第では、ピンチをチャ…

トピックス

関連サイト