金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

DECEMBER

02

新聞購読のお申込み

アマダマシナリー 新型プロファイル研削盤

デジタルプロジェクター搭載

自動で計測や補正が可能

アマダマシナリーはデジタルプロジェクターを搭載したプロファイル研削盤「DPG‐150」の販売を始める。自動計測や補正機能を持ち、経験の浅い技術者も高精度な加工ができる。技能者育成の期間短縮にも貢献する。

これまでプロファイル研削は光学式投影機を用い加工していたため熟練技能が必要だった。「DPG‐150」は「業界初のデジタルプロジェクターを搭載した」(同社)ことに加え、高倍ルーペを採用。ワークと砥石を確認しやすくなるなど操作性を高め、熟練度の低い技術者も高精度な加工をできるようにした。

自動計測と補正加工機能も採用。独自開発の画像処理ソフトでワークの形状を自動計測し、完成形状との誤差分を自動で補正する。これによりこれまで必要だった人による計測作業が不要になる。品質のばらつきを抑え、技能者の育成期間も短縮できる。

荒~仕上げを全自動運転で加工できるATCや、複数のワークを連続で加工できるAWCを搭載した自動化仕様もそろえた。価格は単体機3760万円から、自動化仕様5960万円から。

金型新聞 2021年10月10日

関連記事

七宝金型工業 焼き嵌め工具の自動交換装置を開発

人的ミス、作業時間を削減 ダイカスト金型メーカーの七宝金型工業(愛知県津島市、0567-24-8787)は工作機械や研削機の設計製造を手掛けるサンテック(滋賀県草津市)と共同で、焼き嵌めホルダと切削工具の着脱を自動化する…

抜き加工のカス上がり防ぐ〜ハルツ〜

独自のボタンダイ開発  プレス金型メーカーのハルツ(横浜市金沢区、045-783-8601)はこのほど、抜き加工のカス上がりを防ぐボタンダイを開発した。ダイの内径にボールプランジャーや凸材を埋め込み、抜きカスが上がるのを…

コディプロ社製の回転型アイボルト
極東技研工業

アプリで製品情報取得 取説無しで管理可能  金型や建築の資材など様々な現場の吊り具として使われるコディプロ社(ルクセンブルク)の回転型アイボルト。より安心・安全な現場作りに貢献する新しいアプリケーションとして追求システム…

牧野フライス製作所 立形5軸と形彫の新型

大物金型向けを強化  牧野フライス製作所は中・大物金型向けの製品の品ぞろえを拡充する。2月24日、大型の5軸制御立形マシニングセンタ(MC)と、大型NC放電加工機を同時に発売した。インパネやバックパネルなど自動車の意匠性…

成形不良を出さない生産システムの確立
岐阜大学 王志剛副学長に聞く、スマート金型開発の行方

 岐阜大学が2018年に3カ年の研究開発である「スマート金型開発拠点事業」を始めた。労働人口減少時代を想定し、従来にはない高効率な生産システムの確立を目指し、金型を使った量産システムの不良率ゼロを目標に掲げる。同事業は文…

トピックス

関連サイト