円安が後押し 海外との住み分け明確に 金型業界は回復を続けている。2015年の1―9月累計の金型生産額は前年同期比で9・3%増の2865億円となった。まだリーマンショック前のピークに比べ8割弱の水準だが、金型メーカーが…
日鍛工 22年受注予想・4.6%増3400億円
EV、デジタル投資が活発化

日本鍛圧機械工業会(北野司会長・アイダエンジニアリング常務)はこのほど、2022年の鍛圧機械受注額が前年比4.6%増の3400億円になる見通しを発表した。半導体などの部材不足や海運混乱などの懸念が残る一方、EV関連、充電インフラ関連、蓄電池などへの新規生産設備や、5G、DXなどのデジタル関連への継続的な投資が期待される。
国内は前年比7.4%増の1450億円になると見込む。各種補助金や税制優遇措置などが下支えとなり、堅調に推移する見通し。輸出は同4.8%増の1100億円と予想する。欧米を中心に設備投資が活発化し、東南アジアやインドなどでも回復が期待される。
機種別ではプレス系が前年比7.7%増の1400億円と見込む。EV化対応やデジタル関連を含めた新規投資や自動化・効率化投資が活発化し、需要が拡大するとみる。板金系は前年比4.5%増の1150億円と予想する。半導体装置やインフラ関連向けなどの需要が増加するとみられる。
21年の受注額は前年比41.8%増の3250億円になる見通し。日本鍛圧機械工業会は「国内外ともに全般的に設備動向に回復感が感じられる」としている。
金型新聞 2022年1月10日
関連記事
前年同月比 1.8%減の311億7,400万円 プレス型は16.7%減、プラ型は18.4%増 日本金型工業会(会長牧野俊清氏)は、経済産業省機械統計(従業員20人以上)による2016年7月の金型生産実績をまとめた。それに…
半導体関連が好調 車載電池用金型も増加 冨士ダイス(東京都大田区、03-3759-7181)の2021年4‐9月期売上高は、前年同月比23.8%増の83億6300万円だった。半導体関連金型や車載電池用金型などの販売が好調…
プレス型は4.6%減、プラ型は13.5%増 2021年7月の金型生産は、6.5%増の294億3,100万円となった。前月比でも3.7%増と前月に続き回復した。数量は前年同月比0.8%減と微減。前月比でも3.4%減の3万9…
広がる設備強化 国内17%増、海外23%増 国内外の金型メーカーは昨2013年、日本製工作機械を約510億円設備投資した。1台当りの工作機械を仮に2000万円とすると、2550台の投資をしたことになる。目的は、金型生産…