金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

MARCH

13

新聞購読のお申込み

「パソコンの中でものづくりできることに魅力」微細金型のCAD/CAM担当する女性技術者

T・D・Cモールド 製造部 製造係 松尾 由貴子さん

加工精度±2μm以内の微細精密な金型のモデリングや加工プログラムを作成する。そのスキルは社内外でも高く評価され、昨年には工作機械メーカーの碌々産業が優れた加工技術者に贈る「エキスパートマシニングアーティスト」に女性で唯一認定された。

前職ではプレス金型の研磨や検査工程に携わっていたが、「もっと加工に関わりたい」と転職を決意。福岡県遠賀町にあるプラスチック用金型メーカー、T・D・Cモールド(旧・豊洋エンジニアリング)に入社した。

CAD/CAMは未経験。ただ、学生時代からパソコンの中でものづくりができるということに魅力を感じていた。力仕事も多い金型加工現場。「CAD/CAMなら男女関係なく力を発揮できると思った」。

ソフトウェアの使い方やプログラムの作り方を一から学び、分からない時は現場に出て、実際に機械の動きを見たり、技術者に直接聞いたりして技術を身に付けていった。

仕事に一途で、以前は帰宅途中に何か閃いたり、考えが浮かんだりすると会社に引き返すこともあったという。「すぐに試してみたくて翌日まで待てなかったんですよね」。

入社から18年。最近は後進の育成にも取り組んでいる。「これまで培ってきた技術やノウハウを後人に伝承していくことも私の役目だと考えています」。

金型新聞 2022年5月10日

関連記事

次世代3次元積層技術の研究会を発足、金型への実装を目指す 吉田 佳典氏(岐阜大学 工学部教授 )【鳥瞰蟻瞰】

4月に本学にある、地域連携スマート金型技術研究センター内に「次世代3次元積層技術研究会」を立ち上げました。活動は金属3Dに関連した研究会と勉強会ですが、岐阜大が目指すのは金属3D積層技術を生かした金型づくりを社会実装する…

新日本工機・中西 章社長「ものづくり力向上を支援」

「30年間お客様とものづくりを改善し続けられる存在でありたい」—。そう話すのは一昨年に新日本工機の社長に就任した中西章氏。ライフサイクルの長い大型機械が強みなだけに、「長期間にわたって、顧客のものづくりをサポートするのは…

【金型の底力】日本精機 金属3Dプリンタの技術や知見を蓄積

ダイカスト金型メーカーの日本精機は金属3Dプリンタを活用した金型づくりに本格的に乗り出す。7月に金属3Dプリンタ2台を導入した。きっかけはSKD61相当材で造形が可能になり、金型への適用領域の可能性が広がってきたこと。ま…

横田悦二郎氏

【プレス型特集】強みを維持し続けるには…
日本金型工業会 学術顧問 横田 悦二郎氏に聞く
プレス金型の強みと未来

ゼロベースで知恵絞る 得意な分野で連携を 顧客の生産技術をサポート  日本金型工業会の学術顧問を務める、日本工業大学大学院の横田悦二郎教授は、日本のプレス金型の強みを「他の型種に比べ、技術の蓄積が生かせる部分が大きい」と…

【ひと】池上金型工業市場開発室・石川 雅也さん

プラモデル事業をプロデュースした 前職は旅行代理店の添乗員。ものづくりとは無縁の出身だが、持ち前のフットワークの軽さを生かし、近未来型お手伝いロボットのプラモデル「カデンナ」をプロデュースした。 プラモデル参入のきっかけ…

トピックス

関連サイト