金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

JANUARY

12

新聞購読のお申込み

AM普及をサポートする企業や団体に注目

受託などサービス拡充

AMに必要なデザイン設計や材料、各種3Dプリンタ積層造形装置メーカーなどで構成される「日本AM協会」は近畿経済産業局施策「kansai‐3D実用化プロジェクト」で具体的なAM活用検証を行い、成果を発信し、AM実用化に向けた情報提供を行っている。まだAMの技術情報が少なく、普及の障壁になっており、こうした活動を通じて広くAM普及を図っている。

冷却水管や部品に活用

協栄産業の3DPテクニカルセンター
J3Dはコンサルサービスを開始

受託造形サービスを手掛けるJ3Dは新たにコンサルティングサービス「Additive agent」を立ち上げ、金属3Dプリンタの据え付け環境や技術、安全、サポート除去教育などを手掛け、テスト造形までユーザーをアシストする。昨今、補助金で金属3Dプリンタを導入するユーザーも増えており、「当社には受託造形で培ったノウハウがあり、サポート除去など様々な面でAMによる製品の立ち上げをお手伝いしたい」と高関二三男社長は話す。同じく受託造形サービスの白銅は輸入モールドベースや金型部品などを扱う「金型課」と部署を統合し、鋼材の一部にハイブリッド造形を行う提案を強化。さらに、品質管理体制を設け、工場内に硬度、密度、寸法、引張強度などの測定機を完備。造形時にテストピースを同時に作成し、製品と同じ条件のものを測定し、品質管理につなげる。特販課の石塚伸一課長は「強みは材料から提案でき、機械加工も含めコストダウン提案ができる」。

3Dプリンタを販売する協栄産業は装置販売だけでなく、修理やメンテナンスにも力を入れる。さらに、神奈川県相模原市に「3DPテクニカルセンター」を立ち上げ、造形サービスも行うなどワンストップサービスを確立。3Dシステム部の伊東義夫部長は「強みはワンストップサービスとあらゆる材料の3Dプリンタを取り扱うことで幅広い提案が可能な事だ」とし、3Dプリンタを成長事業と捉え、年率25%の成長を見込んでいる。

金型新聞 2022年5月10日

関連記事

成形品の一体化や多数個取り【特集:進む設備の大型化】

既設機よりも大型の設備を導入する金型メーカーが増えている。成形品の一体化や成形工数の増加、多数個取りなどによって、金型が大型化し、既設機だけでは対応が難しくなっていることなどが背景にはあるようだ。各社、大型の加工機やプレ…

現代の名工・三井ハイテック 木下 易之氏に聞く「次世代の匠に必要なもの」

デジタル技術や自動化技術の進化によって金型づくりはここ数年、大きく変化している。これから金型技術者にはどのような技能や能力が求められるのだろうか。それとは逆に、時代を越えても変わらず求められることは何だろうか。高度な研削…

ナゴヤダイス カン・コツをマニュアル化 【特集:技能伝承最前線】

ギアやシャフトなど自動車部品の冷間鍛造金型や精密プレス金型を手掛けるナゴヤダイス(名古屋市緑区)は金型製作における技術やノウハウのマニュアル化(言語化・数値化)を図り、若手の技能伝承や人材育成に活用している。20~30代…

【検証】変わる金型基金 新たな船出2
3つの大きな課題解決へ

 日本金型工業厚生年金基金(上田勝弘理事長、以下金型基金)が今秋に制度移行を進める狙いは、現制度で抱える課題を解決するとともに、退職金の年金化など福利厚生の持続可能な制度の構築にある。以降2号にわたり、今の大きな3つの課…

金型メーカー、自動車メーカーが図面データ標準化に向け語り合う【特集:図面データの標準化へ】

型技術者会議2025特別セッション1 で講演 金型のサプライチェーンには3次元や2次元、紙など様々な形式の図面が行き交っている。それが金型設計の時間、コスト、人材育成の手間がかかる原因になっている。サプライチェーン全体で…

トピックス

関連サイト