油圧プレスメーカーの三起精工(栃木県足利市、0284-72-2002)は4月1日、大関敏也専務が社長に就任したと発表した。仙波勝弘社長は代表権のない会長に就任した。 大関俊也(おおぜき・としや)氏は1971年生まれ。88…
ニチダイ 鍛造型の状態可視化するダイセットを開発
センシング機能でDX推進

冷間鍛造金型を手掛けるニチダイはダイセット内に荷重や変位、振動など各種センサを組み込み、金型の状態を可視化するセンシング機能を持った『インテリジェントダイセット』を開発。これにより、型寿命や製品不良などの異常検知が可能で、今後はデータ蓄積・解析を進め、金型の予知保全を実現する技術の開発を進めていく。
冷間鍛造は材料(金属)を常温のまま金型に押し付けて金属を変形させる技術だが、型寿命のバラツキや不良発見に作業者の目視確認が必要(熟練技能)など課題も多い。
同社はダイセット内に荷重センサや変位センサ、AEセンサなどを組み込み(最大16チャンネル)、プレス機からの実荷重や金型の変位などを、1ショットごとやリアルタイムでモニタリングすることでプレス内部の状態を把握し、製品や金型異常の早期発見につなげ、最適な金型メンテナンスや製品不良の削減を図る。伊藤直紀社長は「インテリジェントダイセットをMMS(ものづくりマネジメントシステム)と呼んでおり、鍛造のDX化で型寿命の予測や成形不良の削減に貢献したい」と話す。同製品は従来プレス機のまま、ダイセットの交換のみで使用できるのが大きな特長で、温度・重さ・色覚・音などニーズにも対応でき、早期製品化を目指す。
同社はさらに、先を見据えた技術開発を進める。「可視化を実現したが、まだ型寿命のバラツキや成形不良の原因を突き止められていない」とインテリジェントダイセット開発を担当する新事業開発部の森満帆主任は話す。サイバーフィジカルシステムを用いて、各種センサから得たデータの蓄積・解析を進め、異常の原因を把握し、金型の予知保全を実現する実証実験を始めた。伊藤社長は「見据えるのは20年先。鍛造のDXは道半ばだが、未来は当たり前になるだろう。その時、自律的な金型の予知保全を実現できれば、工場の自動化や無人化、SDGsやカーボンニュートラルにも貢献できる」と胸を張る。同社は4月の大阪展に続き、7月に開催されるインターモールド名古屋に出展し、実機を交えた鍛造のDX化を披露する。
金型新聞 2022年6月9日
関連記事
溶接機メーカーが企画 女性活躍の推進に レーザー溶接機を手掛けるテラスレーザー(静岡市駿河区、054-270-7798)はこのほど、ものづくり現場で活躍する女性溶接技術者の写真を掲載したカレンダーを作成した。今月から配布…
売上約85%増382億円 旺盛な半導体需要が牽引 TOWAは2022年3月期第3四半期の連結決算を発表し、売上高は382億円(前年同期比84.8%増)、営業利益は90億円(同288.9%増)、経常利益は90億円(同274…
AGFなど搬送の自動化も視野 プレス金型やプレス加工を手掛ける伊藤製作所(三重県四日市市、059・364・7111)は増設したプレス工場でプレス加工の自動化ラインを稼働させた。新たに受注した車載・電子部品に対応する順送プ…
6月29日付 (敬称略、カッコ内旧職) ▽常務(取締役)金型事業部長兼長野工場長石井克則▽取締役技術本部長米川泉▽取締役管理本部長兼経理部長兼情報システム部長荻窪康裕▽顧問(常務)佐古斉文▽退任(取締役)牧元一幸 牧元氏…


