金型業界のいまを届けるニュースサイト「金型しんぶんONLINE」

FEBRUARY

08

新聞購読のお申込み

アッサブジャパン 真空焼入れ炉導入し短納期対応を強化

アッサブジャパン(東京千代田区、03-5226-3781)はこのほど、袋井事業所に真空焼入れ炉を導入した。焼入れまで内製化することで、短納期対応を強化する。合わせて「スタバックス」の焼入れプレートの出荷も開始した。

袋井事業所に約1.5億円かけて中日本炉工業社の真空焼入れ炉や関連設備を導入した。幅600×高さ600×奥行900㎜までのサイズの焼入れに対応する。

高硬度材に対応する金型メーカーが増えてきたことから、導入を判断した。これまでは焼入れ鋼が必要な場合に、協力先に依頼したり、金型メーカー自身が外注に出したりする必要があったため、その分納期が長くなる場合もあった。今回の導入で「状況にもよるが、焼入れ鋼の納期を数日短縮できる」(北田博治社長)という。

また、導入した焼入れ炉を活用して、スタバックスの焼入れプレートの標準品の販売も開始する。HRC37~39までの「STAVAX HH(スタバックスハイハード)」、HRC50~52までの「STAVAX FH(スタバックスフルハード」を標準品としてラインアップした。

北田社長は「他鋼種や希望の硬さ、平面研磨などにもオプションで対応するので、お声がけして欲しい」としている。

金型新聞 2022年8月10日

関連記事

J-MAX 新工場建設や船活用でCO2削減【特集:カーボンニュートラルに向けたはじめの一歩】

自動車の大型プレス用金型及び部品を製造するJ‐MAX。特に、ハイテン材・超ハイテン材用の金型で高い技術を有し強みを発揮している。「2030年度までに、CO2排出量を2013年度比半減、50年度にはカーボンニュートラル実現…

縁舞SPACEAGENT 人工衛星部品を製作

 金型メーカーなどと連携 金型設計や金型、部品、試作加工などを手掛ける縁舞(埼玉県志木市)が、航空宇宙部品に特化した別会社のSPACEAGENT(スペースエージェント、北海道大樹町)や金型メーカーなどと連携し、北海道科学…

【金型の底力】ファスト 自動化システムでICトレー金型を増産

ロボット活用の自動化システムICトレー金型を増産 プラスチック金型メーカーのファストは昨年、福島県相馬市に半導体製造工程で集積回路(IC)の搬送や出荷などに使用するICトレーの金型を増産するための新工場を設立した。ロボッ…

小山鋼材 ショールームを開設 水管研磨装置や焼戻し装置など展示

特殊鋼の専門商社である小山鋼材(大阪市西区、06-6532-6151)は金属AM向け冷却水管研磨やダイカスト金型向けの部分焼戻しやスポット焼戻しを行う装置を展示したショールーム「K′sラボ」を開設し、一部受託加工サービス…

ササヤマ 機械加工棟を稼働し、効率化とDXを推進

自動車部品などのプレス金型を手掛けるササヤマ(鳥取県鳥取市、0858・85・3380)は、本社工場に増築した機械加工棟を稼働した。3次元レーザー加工機など新たに設備を導入したほか古海工場を集約。生産体制を改善し、金型の製…

トピックス

AD

AM金型の冷却効率を自動設計で最大化!サイクルタイム短縮・成型品の反り問...

応用技術株式会社が展開する製造業向けデジタル支援サービス「toDIM」は、Additive Manufacturing技術(以下、「AM」)を活用した金型製作において、オ... 続きを読む

関連サイト