経験による予測が不可欠若い人は好奇心旺盛であれ新しいことに挑戦して 日本の金型はますます難易度が高くなる一方、若手が基礎を学び、簡単なことから経験し、成長していく土壌が失われつつあります。だからこそ、過去の経験や技術を伝…
清水龍司さん 承継に向けて社内改革を進める【ひと】

群馬県高崎市でプレス加工を手掛けるシミズプレスの3代目として生まれた。しかし、当初は会社を継ぐ気はなかった。
転機となったのは大学1年時。「これからさらに成長する国や地域を見ておきたかった」と中国に短期留学した。そこで語学力など学生のレベルの高さに衝撃を受けた。世界の中で自分が持てる武器は何か。考えた末に「技術なら戦える」と継ぐことを決意した。
大学で経営学を専攻しながら技術専門校に通い、プレスや溶接など1年間で20以上の技術資格を取得した。卒業後は工場向けネットワークサービス会社に就職。年間約300件の企業を訪問し、「多くの経営者と出会い、経営に関わるノウハウを学ばせてもらった」。
26歳で入社。現在は常務として組織体制や採用などの社内改革に取り組む。無駄を減らし、効率良く動ける組織づくりを進める。
10月には金型工場を新設した。「競争力を高めていくには、材料や形状など新しい加工に挑戦しなければいけない。そのためにはプレスだけでなく、金型技術を強化する必要がある」。内製だけでなく、外販も行い、5年後には金型の売上を倍以上に引き上げることを目指す。
大学生の時から意識してきた海外。「量だけでは敵わない。付加価値の高い仕事で差別化を図っていきたい」。承継に向けて次代を見据える。
金型新聞 2022年10月10日
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